堀田善衛(著)の 「あるヴェトナム人」 1冊です。
1970年初版です。6編の作品が収録されています。
1970年印刷の本で、経年のスレ、薄いヤケがあります。小口に、細かなシミ、薄汚れがあります。
中のページに、汚れや書き込みはありません。
○内容(あるヴェトナム人)
1960年代前半のある年の1月、無気力な50歳に近い物書きの日本人男性の旅行先のパリでの出会い。
偶然入った、場末のヴェトナム料理店で、20年ぶりに、あるヴェトナム人の男性と再会する。
物書きの日本人男性は、仏文科出身で、若い頃、20年前の太平洋戦争中に、東京で、ベトナムの王族の子女の若い留学生の世話をさせられたことがあった。
パリで再会したのは、その戦時中の日本で世話をした留学生の中の一人の男性だった。
そのヴェトナム人男性から、この20年間、次々と襲いかかった歴史の転変に翻弄されてきた半生が語られる。
○収録作品
・もりかえす (発表:≪文学界≫ 1956年10月号)
・黒い旗 (発表:≪文学界≫ 1962年8月号)
・風景異色 (発表:≪文学界≫ 1963年6月号)
・あるヴェトナム人 (発表:≪文学界≫ 1964年3月号)
・ルイス・カトウ・カトウ君 (発表:≪文学界≫ 1966年5月号)
・墓をめぐる (発表:≪文学界≫ 1967年1月号)
出版: 新潮社
著者: 堀田善衛
発行: 1970年 (初版)
ハードカバー、216ページ
重さ・寸法: 344g、 200x140x21 mm
○発送方法
ゆうパケットポスト(230円)で、送ります。
同梱可能なものは対応します。(本商品と同程度のサイズ、重さの本は、2冊同梱して、ゆうパケットポストで、送れます。)