〔Mahesh Lama作 一点物〕タンカ - カーラチャクラマンダラ[31x31cm]の説明

■Mahesh Lama作品

チベットやネパールには数多くのタンカ絵師がいますが、その中でも記名を許されているのはごく一部です。こちらの作品は丁寧で詳細な作風で知られるMahesh Lamaの作品です。

非常に詳細で象徴的なビジュアルを持つチベット仏教の曼荼羅（まんだら）といえます。

■カーラチャクラマンダラとは

カーラチャクラ・マンダラ（??????? ?????、 Kalachakra Mandala）は、チベット仏教における「カーラチャクラ（時輪）」の教えを象徴する曼荼羅（マンダラ）です。カーラチャクラは、時間（カーラ）と輪（チャクラ）を意味し、宇宙と個人の関係、時間の流れ、そして悟りに至る道を表現しています。

カーラチャクラ・マンダラは、宇宙・人間・悟りを象徴する密教の神聖な図形であり、瞑想・修行の対象となるだけでなく、世界平和の象徴としても重要な意味を持っています。その複雑な構造と深遠な教えにより、カーラチャクラはチベット仏教において最も神秘的で奥深いタントラの一つとされています。

■タンカとは

タンカとはチベット仏教の教えを目に見える形にすることでその教えを理解しやすくすることを助けるもの、そしてチベット僧の重要な行いの一つの「瞑想」の手助けをするものです。

タンカの図柄には色々なものがありますが、代表的なものにはチベットの高僧であるミラレパを描いたものや、千手観音などの神様を描いたもの、そしてヤントラやマンダラと呼ばれる図形を描いたものがあります。

私たち日本人にとってはマンダラなどの図形を書いたものが人気ですが、本場ネパールやチベットでは神様を描いたものが人気なようです。