■総合家電メーカーのオーディオ部門の旧Technicsですが当時のオーディオ専門メーカーも
うらやむ程の潤沢な資金と開発人員を揃えた大規模な物でした。
故、松下幸之助氏が採用した事業部制は一つ一つの事業部が独立した会社としての位置付けでしたから
ステレオ事業部はいわば独立したオーディオ専門メーカーといっても過言では無かったかと思います。
当時のカタログを見るとものすごいラインナップでビギナー向けの普及機からマニア垂涎の超高級機まで
実に多彩な商品群であった事に今更ながら驚くばかりでまさにオーディオ黄金期であったと思わせます。
個人的な印象ですが旧Technicsの残した技術成果ではダイレクトドライブプレーヤーと
リニアフェイズスピーカーが大きな功績だと思います。
そのリニアフェイズですが当時のカタログには「ピアノをピアノのように。当たり前のようですが、実は大変なことなのです。」
また「音圧周波数特性が平坦であればリアルな再現性が可能でしょうか?」のコピーがあります。
Technicsは音圧周波数特性が同じでも微妙な音色の違いがあるのは位相特性という問題がある事を解明し
位相周波数特性の平坦化に取り組みその成果としてSB-7000が生まれました。
カタログにはヴァイオリン、トランペット、バスドラム、ピアノの原音とSB-7000の再生波形の比較写真が
掲載されておりそれらは寸分たがわぬ見事な波形です。
それまでのカタログでは音圧周波数特性と高調波歪のグラフ表示はありましたが
このSB-7000で初めて位相周波数特性も表示されていました。
開発陣がBBD素子を用いた遅延装置により従来非常に困難であったスピーカーユニットにおける
位相の定量的把握に成功した事がリニアフェイズスピーカー開発のトリガーになったと思います。
■以下商品説明です。
SB-F5はレコードジャケットサイズ(幅315mm)コンポでコンサイス55の組み合わせスピーカーシステムでした。
※コンサイス55の構成 SL-5 ST-5 SU-5 RS-5 SB-F5 (オプション SH-E5など)
スピーカーシステムのサイズ W 200 H 321 D 202mm
※詳細はオーディオの足跡さんを参照願います。
背面に壁掛け金具付きですのでセッティングの自由度は高いです。
■商品の状態
《外観》
入手後メンテナンスを実施し大切に使用していた物です。
ユニットは取り外し細部までクリーニングを実施しています。
ネット(パンチングメタル)は再塗装を実施しています。
できるだけクリーニングを実施しましたが細かい傷、汚れがあります。
※写真左中央付近に薄い斑紋がありますが撮影機材による影響で商品にはありません。
《動作》
全ユニットの出力に問題ありません。
コンサイス55の組み合わせで使用していました。
クリアで音飛びの良いスピーカーです。
■お渡しできる物
SB-F5 2台
■商品の状態はチェックしておりますが見落としもありますのでご容赦願います。
また発送後の輸送中の荷扱いで破損する場合もありますのでその点についても
免責でお願い致します。
■発送方法
ゆうパック着払い 120サイズ
■落札後のキャンセルはご容赦下さい。
24時間以内にご返事いただける方のみ入札をお願い致します。
■複数落札の場合は落札後72時間以内にまとめお取引依頼をお願い致します。
(72時間経過するとまとめお取引ができなくなります。)
■お支払いはヤフーかんたん決済
商品受取り後は受取り連絡を必ずチェックお願い致します。
(チェック頂かないとスムーズに支払いが受けられません)
■ご連絡が遅れる事もありますのでご容赦願います。
■発送方法はゆうパック着払いでお願い致します。
※JPのクリックポスト等、上記の発送方法以外では対応致しませんので
ご了承願います。
※落札後表記以外の発送方法を希望された場合は落札者都合にて削除させて頂きます。
■発送は出来るだけ丁寧且つコンパクトに行いますのでこの条件に納得頂ける方のみ入札をお願いいたします。
ノークレーム、ノーリターンでお願い致します。
以上よろしくお願い致します。