デロルトキャブのフロート室からのオーバーフローに悩まされていませんか?
デロルトで使われているフロート室のOリングはNBRゴム製ではないかと思われるのですが、経年劣化によって硬化したりまた潰れたりでフロート室の合わせ面からのオーバーフローが良くあります。
最悪なのが液体ガスケットを塗って漏れを止めようとするもので、これでは根本解決にはなりません。
一番いいのはガスケットとして使われているOリングを新しいものに替えることですが、ここで重要なのはゴムの材質です。
Oリングとしてよく使われているのはNBRゴム(ニトリル)です。それは安価であり一般的によく使われていますが、耐ガソリン性がよくありません。
デロルト純正のガスケットセットに入っているものはNBR製か何かではないかと思われますが、交換して1年も経つとガソリンの影響で硬化が始まってきています。
そこで耐ガソリン性をあげるためにバイトン・フッ素ゴム製のOリングを探しました。
バイトン・フッ素ゴムの特性としては、耐熱性、耐薬品性、耐油性、耐候性に優れており、ガソリンと接する部分には最適と考えられます。
ちなみにNBRゴムの特性としては、耐油性、耐摩耗性に優れていますが、耐候性、耐薬品性には劣っています。
なお、シングルで使われていたVHB29ADやPantah以降F1などのPHF系、ベベルツイン900などのPHM系は同じOリングが使われています。(PHBH等も同じかもしれません)
またこのOリングは安心の国内メーカー製になります。
発送は普通郵便(定形郵便)を使います。もしお急ぎの場合はレターパックライトでお送りますので、ご指定ください。
ぜひこのOリングと交換してデロルトのオーバーフローから解放されてください。
ご覧いただきありがとうございます。