哀愁のイタリアン・スキャットボッサの名曲中の名曲「Bob and Hellen」を収録した1969年のイタリア映画、『死は二回訪れる (La morte bussa due volte)』のサントラが、素晴らしくクールなオリジナルジャケット仕様で完全復刻。 ハロルド・フィリップ監督の1969年のイタリア・ドイツ合作映画『死は二回訪れる (La morte bussa due volte)』(日本未公開作品)のサントラがオリジナルLPに忠実な紙ジャケット仕様で復刻。私立探偵が活躍するサイコスリラーの映画自体も中々に興味深いB級映画ながら、何と言っても際立つのは、日本のTVCMなどでもお馴染みの名曲「マナマナ」の作者としても知られる、ピエロ・ウミリアーニが手掛けた素晴らしい音楽です。 ドラマチックなメインテーマ「01. Un Posto Per un Addio」で聴ける哀愁のメロディが素晴らしく、品性溢れる女性スキャットの高揚感、華麗なストリングスなアレンジも心をくすぐりますが、軽妙なオルガンビート「02. Continuita’ (連続殺人)」、穏やかなボサノヴァの「03. Stutterer (口止め)」、同系の哀愁ボサ「11. To Seek (凶器を探せ)」、エレガントなチネボッサ「06. Crystal (クリスタル)」などのラウンジーな楽曲に、メインテーマを華麗なジャズダンサーに仕立てた「08. La Morte Bussa Due Volte (死は二回訪れる)」などのクールな楽曲も流石はウミリアーニ氏な名曲揃い。しかし、何と言っても本作がその最初の発売から何度もリリースされ続け、未だに輝きを失わないのは、哀愁のイタリアン・スキャットボッサの名曲中の名曲と言っても過言では無いであろう奇跡の1曲「12. Bob and Hellen (ボブとヘレン)」を収録しているからでしょう。何度聴いても言葉を失うかのような素晴らしいナンバーです。 そしてまた、そのクールすぎるジャケットのデザインも本作の魅力の一つで、今回の復刻では、オリジナルのデザインに忠実な紙ジャケットが採用されます。さらに、12曲収録される予定のボーナス曲は、ありがちな効果音集ではなく、全てが本編に採用されていてもおかしくないような楽曲揃いで、とても充実しています。聴いて良し、飾って良しの大傑作の復刻です。 ●オリジナルに忠実なA式の紙ジャケット仕様 ●日本盤にはボーナス曲を収録予定 ●最新リマスターを採用