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兵部省呼出状他３通です。宛先の原田軍監とは、元広島藩士の原田叙と推定されます。職名の「軍監」とは、兵部省諸門を監守する職のようで、発給者の「兵部省出張」とは、兵部省大阪出張所のことと推定されます。この時期、大村益次郎が構想した陸軍施設を大阪に設置すべく曾我祐準等と共に大阪に出張します。その折の兵部省大阪出張所からの呼出状の可能性があります。千田稔『維新政権の直属軍隊』は、「権大録原田一道」と記述していますが、原田一道は当時「兵学権頭」で官職が一致せず、原田姓の権大録は原田叙です。他方、松原太郎「山田顕義と前原一誠」の中で紹介している山田顕義書簡（前原一誠宛）には、「原田権頭」となっており、官職の重みからは原田一道が妥当と考えられます。権大録原田叙は属官として随行し、同姓のため混同された可能性があります。１）御用之儀候間即刻出頭可有之候也　辛未（明治４）年二月七日　兵部省出張　原田軍監殿官名が陸軍大尉となっているのは、原田が明治４年９月陸軍大尉（兼権大録）に任官したためで す。２）の発信者清水俊とは、原田と同じ広島藩士族で権少録から少録を経て、明治４年９月８日兵部省九等出仕（秘史局分課）、１２月１０日同八等出仕となり、兵部大録から陸軍大録となり、その後武官へ転官します。２）（表書）　原田陸軍大尉殿　清水　俊　至急　今夕罷越度至急之用事　…　…　十月十八日　３）書簡　４）書簡です。資料サイズは、１７．５センチ×３２センチ。１６．５センチ×６２センチ。１７．３センチ×４２センチ、１８．５センチ×５０センチです。本文下の追加写真もご覧ください。ヤマト運輸ネコポス便で、全国一律２１０円でお送りさせていただきます。