【 ラ・ターシュになった幻の畑 】

D.R.C(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社)が単独所有し
世界中の誰もが恋焦がれるワイン「ロマネ・コンティ」。
そのロマネ・コンティ同様、D.R.Cのみが単独所有するグラン・クリュ
「ラ・ターシュ」
ときにロマネ・コンティをも凌駕するとも言われるラ・ターシュの
その畑の一部が、この「レ・ゴーディショ」であったのは
ブルゴーニュ通が知る歴史です。
現にこの「レ・ゴーディショ」一級畑の最大所有者は
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社である。
元々、ラ・ターシュは、僅か１．４２haのみしかなくロマネ・コンティよりも小さな畑でしたが、
所有者のD.R.Cの申し立てにより１９３２年に
上方に隣接するレ・ゴーディショの畑、約４．６２haを併合したという経緯を持ちます。
今回出品のレ・ゴーディショは、そんな併合をくぐり抜け
数少ない所有者だけが大切に育てる大変貴重な一級畑になります。
このヴォーヌ・ロマネの銘醸ドメーヌ「マーシャル・ド・グラモン」作のゴーディショは、
極めて入手困難な「幻」の１本となります。
なぜなら一級畑レ・ゴーディショは、僅か１．０２８haというロマネ・コンティ特級畑よりも極小畑であり
そのうちの０．０８haをD.R.Cが所有。
レ・ゴーディショを造る生産者は３軒のみだから。
ロマネ・コンティやラ・ターシュは入手困難という方にも手が届く
限りなくロマネ・コンティに近しいワインがこちらになります。
「ヴォーヌ・ロマネ」は、「ロマネ・コンティ」を筆頭に
「ラ・ターシュ」「ラ・ロマネ」「リシュブール」など愛好家垂涎の銘醸畑がひしめき合う絢爛豪華なA.O.C。
『ブルゴーニュの丘の中心に輝く宝石』
と称えられ、土壌、日照条件、気温など、
テロワールの構成要素全てがピノノワールにとってこれ以上ないという恵まれた条件を備えています。
完璧なテロワールから
『神に愛される村』
と讃えられるワイン・ラヴァーを虜にする魅惑の生産地です。
２０２１年はヴォーヌ・ロマネの秀逸年。
『天に微笑みかけられた』
近年を象徴する当たり年になります。
この世に僅かしか存在しない
『プチD.R.C』
と言える今作は
コレクションワインとしても非常に価値の高い１本となるのは明白です。