Matta in America: Paintings and Drawings of the 1940s
状態・ビニールのカバーを後から付けてあります。小口に5ミリほどの微かな汚れありです。
解説・このカタログは、チリ生まれのアーティスト、ロベルト・セバスチャン・マッタが1939年から1948年にかけてニューヨークに亡命していた間に制作した作品に焦点を当てています。人生の大半をヨーロッパで生活と制作に費やしたマッタは、この時期のアメリカ美術史において、特異かつ極めて重要な位置を占めています。この時期にニューヨークに亡命したシュルレアリストたちの中で、マッタは同世代のアメリカ人アーティストと最も密接な関係を築き、シュルレアリストのプロセスや抽象絵画の新しい言語の発展に関する考えを伝える触媒として機能しました。『Matta in America』には、アメリカ滞在中に制作された約20点の絵画と20点のデッサンによるフルカラーのイラストが掲載されています。1940年代におけるマッタの作品の発展を辿り、同時期の他のアーティストとの交流に焦点を当てたエッセイは、美術史家ウィリアム・ルービンのエッセイによって補完されています。