2003年の東京モーターショーに総輸入元の福田モーター商会が3輪車や4輪車と共に黄色のクルゾを出品していました。新車価格は3,890,000円だったそうです。
GGクルゾというのは、スイスのバイクパーツメーカーでありバイクや3輪などのビルダーの、グルッターガットという会社のクルゾという製品です。これは、もちろんR1200Cをベースに自社製品で仕上げていますが、とても素晴らしい仕上がりで、ベース車両をより一層上質にしています。他に赤や黄色の車両もネットの写真で確認しています。
主な変更パーツでGGの製品には、GGマークが着いています。
前後ホイールは、ノーマルではスポークのハブなど野暮ったい感じですが、これは現在でも通用するGGの迫力あるデザインです。R1200Cインディペンデントはホイールがキャストで綺麗ですが。
シートとテールカウルはアメリカンクラッシックなデザインをスッキリとヨーロッパ調に仕上げています。リアはインナーフェンダーになっています。
ハンドルはこれも高くて長いものをヨーロッパ調に低くしています。
メーターはヘッドライト上からタンク上に変更してます。ウインカーも専用の物にに変更です。タコメーターや時計も付いています。
タンクも変更されてBMWマークではなく、GG CRUSOのロゴになっています。BMWマークはメインキーにだけ小さな物が有ります。
フロントブレーキキャリパーはブレンボの4ポッドからGGの6ポッドに変更しています。リアもGGの6ポッドです。
フロントフォークインナーパイプの上端にGGのカバーが付いています。
ショートスクリーンは前のオーナーにより取付られた物と思います。GIVI製です。
マフラーも前オーナーによるものと思いますが、社外品のSTAIN TUNEを着けています。音は少し大きいですが歯切れのいい音です。オーストラリア製の様です。現在ノーマルを着けています。
BMWの純正充電器も有り、左サイドにヘラープラグが有り充電できます。
ETCは日本無線の二輪車用が取付けられています。本体は右のサイドカバー内です。カード挿入ランプは正常緑色ですが未使用につき動作未確認です。
純正のグリップヒーターが付いています。まだ使用していないので動作未確認です。
シートに小さな細長い枕の様な物が着いていますが、マジックテープで取付ていて外せます。前オーナーが着けたもので純正では有りません。
業者オークションにより入手した車両です。会場の検査は高評価で1オーナーとの報告です。ほとんど乗らずに整備保管していた物と思います。ブレーキディスクはほとんど減りが有りません。
R1200Cは、当時日本では不人気車として販売台数も少なく、さらに今となっては良質な車輌はほとんど無いと思います。しかしながらその性能は流石のBMWであり、この車両はGGによる良質なデザインにより、また、前オーナーによる完璧な保管状態で現在に現れたものです。あらためてこれを見ると素晴らしいと思います。
当然オークション会場からの査定は高評価を受け、エンジン音や白煙吹きオイル漏れの無い事なども確認しています。
古い物ですので多少の小傷は有りますが、下周りもとても綺麗です。
R1200Cのメッキはすぐに劣化して不評ですが、これは非常に綺麗な状態を保っています。トップブリッジやホイールなどのGG製品は、材質もジュラルミンを使用していると思われ、腐食は全く有りませんし傷も有りません。
現車確認ご希望の方は質問欄の他、080-3314-0650までショートメールを下さい。
横浜市南区の京浜急行南太田駅付近からの出品です。アイラインかBASでの配送も可能です。BAS東神奈川デポへの搬入も2,000円で可能です。自走引取りも可能です。自己責任でお願いします。
車検証の車名はGGです。普通はホンダとかBMWとかですが。形式はTGG60。
車体番号TGG60GG12※※※※※ です。
初年度登録は平成15年5月
旧走行距離平成21年は3,500km
平成19年は3,000km
以上が書類上の記録です。
GGは、他にK1300Sを使ったフロント2輪のトライクや4輪のビルダーですね。いずれもハンドルやステップなど乗車姿勢は2輪と同じで、足回りの構造を変えています。250km/hでアウトバーンを走ってる動画も有ります。