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日蓮宗の人と日蓮正宗の或る僧侶（教学部長であった大村氏とされています）との文書による往復論争を出版されたもの。

平成11年に発行されて話題になりましたが、再版されないまま希少本として中古書店でも見かけない本です。

「ここ二十数余年来、日蓮正宗の或るご僧侶にお尋ねしましたところ、三回目までの御回答には、接しましたが、最初の事項について、つまずきがあり、四回目以降の回答は戴けなくなりました。私としては、是非、この討議を継続して欲しいので、今回「日蓮本仏論批判」と題して、公開質問の形態によりこの出版に踏み切りました次第であります。」（はしがき引用）

目次→○百六ヶ抄批判前書○百六ヶ抄批判；報恩鈔に示された「本門の教主釈尊」とは「久遠実成の釈尊」を言う○総勘文抄の判釈について○未討議事項の補筆○討議打ち切りの宣言について○日蓮本仏論批判（毎項別）；日蓮本仏論批判（日付別）

途中で論争は日蓮正宗側が打ち切ったようで、著者は判定は読者にお任せすると言われています。全234ページ、平成11年の初版です

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