
文庫です。 きれいなほうです。
目次より
第一部「未解決事件」の死角で殺人鬼が息を潜める
「少年法」の闇に消えたうたかたの家族―西宮「森安九段」刺殺事件
切断された「二十七の肉塊」は何を語る―井の頭公園「バラバラ」殺人事件
覆せない「物語」、最重要容疑者は何故釈放された―京都「主婦首なし」殺人事件
「行きずりかストーカーか」、見過ごされた殺意―柴又「上智大生」殺人放火事件
第二部 修羅たちは静かに頭を擡げ出す
「無期懲役」で出所した男の憎悪の矛先―熊本「お礼参り」連続殺人事件
切り裂かれた腹部に詰め込んだ「受話器と人形」―名古屋「臨月妊婦」殺人事件
第三部 暗き欲望の果てを亡者が彷徨う
封印された「花形行員」の超弩級スキャンダル―埼玉「富士銀行行員」顧客殺人事件
警察を煙に巻いたホストと女子大生の「ままごと」―札幌「両親」強盗殺人事件
「自殺実況テープ」の出してはいけない中身―葛飾「社長一家」無理心中事件
第四部 男と女は深き業に堕ちて行く
崩壊した夫婦の黒き情欲の陰で「微笑む看護婦」―つくば「エリート医師」母子殺人事件
「完黙の女」は紅蓮の炎を見つめた―札幌「社長令息」誘拐殺害事件
現場で「異常性交」をした二十歳の自爆と再生―世田谷「青学大生」殺人事件
「売春婦」ばかりを狙った飽くなき性欲の次の獲物―広島「タクシー運転手」連続四人殺人