お譲りするのは、NECのA-10Xの中古の稼働品1台になります。
外観上は
フロントパネル(電源スイッチ下の角にあて傷があります)
ボリュームのシルク表示が擦れており、文字欠けしております。
天板、後方の中央、奥に少しくぼみがあります。(写真ではほとんど写りませんでした)
STEREO,BTL切替スイッチのつまみに、ポツポツと白錆跡?が見受けられます。(正面パネル写真ご参照ください)
その他、比較的操作するつまみなど、年式なりの傷等はございます
(写真にてご確認ください)
使用してきたものですが、後述のように改めて動作確認をしております。
特に使用中、今まで異常等はございませんでした。
出品に当たり、歪率計等やオシロで簡易チェックし、再度、音出し確認しております。
念のため、常に使ってこなかった機能も含めて再確認いたしました。
確認内容
・REC OUT ON/OFFスイッチが機能し、REC OUTの出力を入り切りできること。
・MUTINGセレクタが正常に機能すること。
・ボリュームのガリがなく、音切れ等がないこと。
・BTL入力切替ができ、正常に音がでること。
・入力1~5の全ての入力で正常にスピーカー出力がでること。
・入力1~3のディップスイッチにて利得がかわること。
・フルレンジSPを接続し、スイープ音、楽音で出音を再確認
10年ほど前、前ユーザーからハンダ補修など、NEC以外の修理業者に保守整備を受けているとのことで入手しました。
2015年5月の整備済手書シールが底板に貼られていましたが、出品にあたり剥がしております。
(念のため内部の確認をしましたが、部品等はオリジナルのままで、ハンダと調整だけだったかもしれません、詳しい保守内容は分かりません。所有していたもう一台のA-10Xより天板、底板は若干、明るい色のように感じましたので再塗装されている製品だと思います)
当方が入手して以来、リザーブ電源の特性を生かして、比較的低いミッドバス帯域のパワーアンプとして使用しておりました。
このアンプはカタログ表示は余裕をもった記載なので、実際には8Ω負荷で100W近く出力するアンプですので、能率が高いウーハーなどには使い製品でした。
★重要★<入札される皆様へ>
受け渡し、発送について
本体が31Kg以上あり、ゆうパックやヤマト運輸での宅配便での発送ができません。
落札者様が、神奈川県内で自動車が直付けできるご自宅等への配送であれば、ガソリン代、交通費の実費程度のご負担をお願いし、
当方がお届けすることを考えております。できるだけ手渡しできる方の入札を希望いたします。
発送を希望される方が入札される際は、重量物運搬のため、必ず電話番号をご教示頂ける方のみ入札をお願いします。
(前回、重量物出品の際、電話番号連絡必須でお願いしておりましたが、連絡なく入金され苦労しましたので、
ご教示頂けない方は落札を取り消させて頂くことがあります)
発送は佐川急便のラージサイズを考えておりますが、他をご希望の際は、入札前に質問欄からご希望の方法等を事前にご連絡ください。
*発送の際のディップスイッチ設定について
LINE 1~3の利得設定はディップスイッチを下側(LOW CDプレーヤーなどデジタル機器のアナログ出力レベル)にしてあります。
チューナーやテープデッキを利用される場合は、必要に応じ上側に設定し利得を上げてください。
スイッチを操作する際は、必ず、電源OFF状態にして、ディップスイッチを操作してください。
スイッチは中途半端な位置にならないように、上端、下端になるようにしっかり切り替えてください。
ご利用頂ける方がございましたら、入札よろしくお願いいたします。
<当時の仕様など>
型式 プリメインアンプ
回路方式 全段ダイレクトDCサーボ回路
定格出力(両ch駆動、
正弦波出力、20Hz~20kHz) 160W+160W(3Ω)
120W+120W(4Ω)
80W+80W(6Ω)
60W+60W(8Ω)
全高調波歪率 0.01%以下(3Ω定格出力時、20Hz~20kHz)
混変調歪率 0.01%以下(3Ω定格出力時、20Hz~20kHz)
周波数特性 5Hz~300kHz +0 -3dB
入力感度/インピーダンス Line1/2/3:1.0V/18kΩ(300mV/18kΩ切換付)
Line4/5:300mV/20kΩ
Balance:05V/18kΩ
SN比 Line1/2/3:110dB(1.0V入力時)
Line4/5:100dB(300mV入力時)
Balance:110dB(0.5V入力時)
電源部回路方式 リザーブ電源
消費電力 290W
外形寸法 幅430x高さ177x奥行き480mm
重量 31kg
プリメインアンプではありますが、PHONE系アンプは搭載されておりませんし、
テープやチューナー等の接続より、CDなどデジタル機器を中心においた利得配分など
パワーアンプに入力セレクタとボリュームを追加した製品という感じです。
保護回廊はリレーが直列に入ることなく、振動対策、信号経路、アース処理、カスタム部品、部品レイアウト、基板パターン等々
かなり設計者が細部まで熟慮された製品だと思います。
大手のメーカーでありながら、当時、A-11の力の入れようもびっくしたものでしたが、設計者の思いがここまで徹底された製品も珍しいと感じます。