☆地方の公立図書館の『除籍本』です
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椅子と日本人のからだ
矢田部 英正 (著)
出版社: 晶文社
発売日: 2004/1
☆スマホでご覧の方は「商品説明」の全てをご確認の後に、ご入札ご検討下さい。
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内容:
『床坐の文化をバックグランドに持つ日本人にとって、合理的な立居振舞い、姿勢とはどのようなものか? 長時間坐っても疲れない心地よい椅子の坐り方とは? 日本人の身体技法の基礎研究や民族史的分析をふまえ、腰痛や肩こりなど生活習慣病に悩まされがちな現代人に、椅子と快適につきあうための秘訣を伝える。』
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状態:カバーと表紙は透明保護フィルムでラミネートされています。
カバーにシール剥がし跡があります。
☆製本はしっかりしており、開きクセ・耳折れは有りません。
☆本文は、目立つヨゴレ、書き込み、マーキングは見当たらず良好です。
☆図書館の利用者が少なかったようです。
写真もご参考になさり、入札ご検討ください。
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発送:ビニールに包み、追跡のできるクリックポスト郵便を予定しています。
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☆疑問点等有りましたらご遠慮なく「出品者への質問」でお問い合わせください。
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アマゾンカスタマ―レビュー:
『イスをテーマにした身体論
表向きはイスの本のようですが、坐り方についての理論や民俗誌的な考察に多くのページが割かれています。身体の立場から見たイスのデザイン論と言えるでしょう。
既存の姿勢理論に対する鋭い批判は痛快ですが、従来のイス研究がまったく触れなかった、東洋の坐法にまで踏み込んで、自分でイスまで作ってしまった筆者の心意気に脱帽。たいへん刺激を受けました。
文体は読み易く、所々に紀行文のようにフィールドワークのエッセイが書かれていて、行間にも深みのある本です。食生活と姿勢の話は、身近なエピソードが親しみやすく、子どもの教育にも役立てたいと思いました。
最終章には方法論がしっかり書かれていて安心します。マルセルモースの「身体技法」についての読みの深さ、物づくりと身体にかんする論考も入念に構成されたものであることがわかりますが、やはりイスの良し悪しを判断するのは、「個々の作品から作り手の意図を丁寧に読み説く意外にない」というところなど、単なる机上の理論ではなく、作家としての真摯な姿勢を感じました。
イスだけでなく、身体や生活作法に関心のある人にはたいへんお奨めです。 』