サム・ライム監督の3部作『スパイダーマン』、『スパイダーマン2』、『スパイダーマン3』シリーズ。
スパイダーマンは、マーベル・コミックが出版するアメリカンコミックおよび、作品内に登場するスーパーヒーローの名称。考案者はスタン・リーとスティーヴ・ディッコ。ソニー・ピクチャーズエンタテイメントがこのキャラクターの映画化権を獲得して制作したのが、主演トミー・マグワイア、監督サム・ライムのコンビで、2002年〜2007年にかけて公開した3部作。
『スパイダーマン』(Spider-Man)
マーベルコミックの人気ヒーローを、「死霊のはらわた」「ギフト」のサム・ライミ監督&「サイダーハウス・ルール」「ワンダー・ボーイズ」のトビー・マグワイア主演で実写映画化。
ストーリー:幼い頃に両親を亡くし、ニューヨーク郊外の伯父夫妻の元で育てられた青年ピーター・パーカー。幼なじみの同級生メリー・ジェーンに秘かな恋心を抱きつつ、冴えない高校生活を送っていた。そんなある日、遺伝子を組み替えたスーパースパイダーに刺されたピーターは、強靭な肉体とクモのような特殊能力を手に入れる。一方、ピーターの親友ハリーの父親で天才科学者のノーマンは、軍事目的で開発した新薬を自ら実験台となり服用するが……。ピーターが思いを寄せるメリー・ジェーンを「ヴァージン・スーサイズ」のキルステン・ダンスト、ノーマンを「プラトーン」のウィレム・デフォーが演じた。
121分、2002年 レンタル版
『スパイダーマン2』(Spider-Man 2)
サム・ライミ監督&トビー・マグワイア主演による「スパイダーマン」の続編。
ストーリー:スパイダーマンとグリーン・ゴブリンの死闘から2年。大学生になったピーターは、スパイダーマンとして日夜ニューヨークの街を守りながら、学業とアルバイトを両立させるべく悪戦苦闘していた。忙しさのあまり、舞台女優として活躍する憧れの女性メリー・ジェーンとの心の距離は広がるばかり。ピーターの親友ハリーは自分の父を殺したのはスパイダーマンだと思い込み、復讐心を燃やす。そんな中、優秀な科学者ドクター・オクタビウスが実験中の事故により、伸縮自在の金属製アームを操る怪人“ドック・オク”に変身してしまう。前作のキャストに加え、新たな敵ドック・オク役で「フリーダ」のアルフレッド・モリーナが参戦。2005年・第77回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した。
127分、2004年 レンタル版
『スパイダーマン3』(Spider-Man 3)
サム・ライミ監督&トビー・マグワイア主演による「スパイダーマン」シリーズの第3作。
ストーリー:スパイダーマンはニューヨーク市民から愛される人気者となった。順風満帆な日々を過ごすピーターは、ブロードウェイデビューを果たした恋人メリー・ジェーンへのプロポーズを決意する。そんな矢先、ピーターは帰宅中に何者かに襲われる。襲撃者の正体は、亡き父ノーマンの力を継いでニュー・ゴブリンとなった親友ハリーだった。同じ頃、警察に追われる脱獄囚マルコは逃げ込んだ研究所で分子分解の実験に巻き込まれ、砂の体を持つサンドマンと化す。伯父ベンを殺した真犯人がマルコだと知り憎悪にかられるピーターは、謎の黒い生命体に寄生され、高い戦闘力を持つブラック・スパイダーマンに変身する。前2作のキャストに加え、「サイドウェイ」のトーマス・ヘイデン・チャーチ、「イン・グッド・カンパニー」のトファー・グレイスが出演。
140分、2007年 レンタル版