
レア産地のナイジェリア産のパライバトルマリンのスターリングシルバー925製(刻印あり)ペンダント(チェーン付属)の出品です。
ペアシェイプ
ブリリアントカット
透明
ブルーイッシュ・グリーン
トルマリン
ナイジェリア産
(含浸処理の記載なし)
2.22 carat
11.15 × 9.14 × 3.07 mm
パライバトルマリン
以上GIA鑑別の内容です。
パライバトルマリンで最も数が少なく珍しい産地のナイジェリア産。
ブラジルの新旧・モザンビークと異なり、既に枯渇・閉山していると噂されています。
オールドマインと並ぶ質の高い石が出る(出た)ことでも知られ、カラーもバラエティーに富んでいます。
その中でも大粒となると出回りは極端に少なくなり、高値で取引されています。
さらには今ではほとんどのパライバトルマリンが処理石であるところ、含浸処理なしのナチュラルな石。
この石のすべてがパライバトルマリンのみで出来ており、含浸トリックなしの透明度です。
また、こちらはサプライヤーから非加熱として入手しています。
ただしGIAではグリーンが入ると非加熱判定を出しませんので、非加熱表示はありません。
色相を問わず機器で非加熱判定をする機関もありますが、GIAでは人為的な処理との判別が困難とのことで、目視で一律グリーンが入る石は非加熱から除外されています。
トリートメントの欄にScan QR code more informationとあるのはその非加熱判定についてです。
ネオン含め色の雰囲気や濃さはGIA画像が近いです。
よく見ると中央付近に小さなカーボン、他にも点状のカーボンがいくつかあります。
インクルージョンはありますが、ミルキーというかシルキーな半透明石の感じではなく、実際は鑑別通り透明石です。
レインボーインクルージョンは通常とは異なり、フィルムのような帯状の七色っぽい虹が架かる箇所があります。
架かっている虹はGIA画像より濃く、濃く写っている画像より広く見えたりもし、小さな破片状の虹は裏表全体に立体的に散っており、層のようになっていて非常に美しいです。
通常は一部に銅結晶風に点状でチラチラ見えるだけなのでかなり珍しいですし、透明度を伴ってこの大きさでというのもまずないです。
白っぽい部分はありますが、低品質(と言ってもそれがもはや一般的な)のパライバトルマリンによくある黒っぽかったり(点状のカーボンはあり)、宝石質とは言えない黄色や茶色、シュワシュワ系キラキラの原因の白い不透明な靄のようなインクルージョンはありません。
ところどころあるキャビティー(生地のデコボコのカット面への露出、傷ではない。表面のものは画像参照)やテーブル面の微かな擦れ、裏面ガードルの小さなかすり傷と僅かな欠け(キャビティーかも知れません)傷二点等々が個人的には気になる傷です。
カットも良いためよく輝き綺麗です。
軽やかな色合いとネオン、華やかなレインボーと稀な大きさも相まって、ポップな雰囲気を漂わせる贅沢なおもちゃみたいな石です。
なかなか市場に出て来ること自体もないと思います。
▼成分分析値(他機関)
CuO 0.4%
MnO 3.8%
(ブラジル旧鉱山産が概ね銅が高いので青味が銅、緑がマンガンと言われますが、ナイジェリア産は色味が濃くない石でもマンガンが高いです。パライバトルマリンも当初は銅が独特のネオンの発色原因と言われていましたが、その後同系色の類似石やパライバトルマリンの中でも鉄が発色要因で成分分析の結果パライバ扱いされない石も出て来ており、ネオンカラーそのものが銅由来に限定されないことが明らかになりました。スイスのラボでは、鉄要因の含銅トルマリンもアフリカ産パライバトルマリンやリディコータイトのようにいずれパライバトルマリンと追認されるだろうとの見解です。A鑑以外はトリートメントや色相の鑑別は甘い(共通のマスターストーンを鑑別に当たって共有していない)=購入者に不利ですし、この辺りの複雑な事情はA鑑以外になると詳細な分析を行わない(パライバ判定自体を機器による分析では行わない、目視判定の機関もあります)ところもあり、鑑別機関の選定は大事です)
▼カラット数小数点以下
0.224〜0.225ct(鑑別機関による相違、A鑑ではありませんが11.17×9.13×3.17mmとしている機関もあり)
▼種別
エルバイトトルマリン
※パライバトルマリンはモザンビーク産リディコータイトも存在します
◆注意事項
鑑別書記載事項に関しては不動です。
それに対する個人的見解は受け付けられません。
また、鑑別書記載以外の個人的見解に基づく商品説明文に関しては保証/補償出来ません。
石に関してクレームを起こしたことのある方はお取引出来ません。
ゆうパケットポストはルースケースに入れOPP袋+エアキャップ一重梱包、ゆうパックはゆうパケットプラスの箱入り。
お取引につきましては必ず自己紹介をご覧下さい。
ほか何かありましたらご質問下さい。