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西郷南洲（西郷隆盛）による和歌の貴重な真筆作品となります。

本作は、西郷南洲顕彰会専門員（西郷南洲顕彰館）に正式に真筆認定を受けた作品であり、顕彰館発行の鑑定書が付属いたします。
南洲遺墨の中でも「和歌」は現存作品が極めて少なく、顕彰館専門員からも『珍品』との評価を頂いております。

落款には南洲愛用の印が押され、柔らかさの中にも南洲特有の気韻が漂う筆致となっております。
南洲の遺墨は「敬天愛人」や漢詩が多く流通する中、和歌真筆は非常に限られた収集家の手元にしか現存しておりません。

また、本和歌は南洲が沖永良部島流罪後の心情、ならびに薩英戦争を経て藩士たちを思う心を詠じた作品とも言われており、学術的にも貴重な一幅です。
【サイズ】：軸丈 縦 200cm × 幅 74cm
【本紙】：紙本。
【 箱 】：相箱
【状態】：多少の折れあり。詳しくは画像を参考にしてください。

希望額に達しない場合は大変誠に申し訳ありませんが、取り消す場合がございます、ご理解ご了承のうえ、ご入札よろしくお願いします。

[生]文政10(1827).12.7. 鹿児島
[没]1877.9.24. 鹿児島
幕末，明治維新の元勲，政治家で軍人。通称吉之助。南洲と号した。薩摩藩下級士族の出身。藩主島津斉彬 (なりあきら) の知遇を受け藩政に参画。島津久光の公武合体論に抗して尊王攘夷運動に奔走。慶応3 (1867) 年 12月9日の王政復古に重要な役割を演じ，新政府参与，戊辰戦争では大総督参謀となった。明治4 (71) 年，参議筆頭となり，廃藩置県に尽力したが，征韓論を唱えて政府にいれられず辞職。帰郷して私学校を経営し，士族授産に尽力した。しかし中央政府との疎隔がはなはだしくなり，部下に擁立されて 1877年，西南戦争を起し，ついに敗れて城山で戦死した。死後，陸軍大将の位階など、名誉が回復された。