D Train(James ""D-Train"" WilliamsとHubert Eaves IIIによるユニット)は1980年代初頭に活動し、エレクトロ・ファンクとディスコの要素を融合させた楽曲で知られている。
「Tryin' to Get Over」と「Walk On By」は、1982年にリリースされたデビューアルバム『You're the One for Me』に収録された楽曲。
特に「Walk On By」はDionne Warwickの楽曲をカバーしたもので、エレクトロ・ファンクとソウルの要素が組み合わさった作品で、アイザック・ヘイズのバージョンに影響を受けたアレンジが印象的。 全米ダンスチャートで45位、R&Bチャートで42位、英国シングルチャートで44位を記録した。
一方、「Tryin' to Get Over」は、D Trainのオリジナル楽曲で、アルバムのA面3曲目に収録されている。
いずれも、DJラリー・レヴァンが頻繁にプレイした楽曲で、彼のミックスによってクラブシーンでの人気を高めた。彼はD Trainの楽曲「Keep On」なども好んでプレイしており、その影響力によってD Trainのサウンドはクラブシーンで広く支持されるようになった。ラリー・レヴァンの選曲やミックスによって、「Tryin' To Get Over / Walk On By」も当時のダンスフロアで愛される楽曲となったことも忘れてはならない。