日本に自生する唯一のスイレン、「ヒツジグサ(Nymphaea tetragona)」の種子です。
親株は京都府産で、自宅の池で10年以上毎年花を咲かせ続けています。
写真1~2枚目が育成中の実際の親株です。
お送りする種子は、2024年に開花結実したものです。 冬を越して毎年3~6月ごろ、水温が15℃を超えるころにバラバラと発芽します。
※発芽は2025年春です。
冬の低水温で種子の休眠打破が行われますので、冬は冷蔵庫等の低水温下で保管してください。
例年発芽率は高いですが、埋土種子となり翌年以降に発芽することもあります。
今まで目に見えての雑種ができたことはないですが、他のスイレンも育てているため、交雑した種子となっている可能性があります。
お送りするのは、3枚目の写真と同等の種子です。 その後、4枚目の写真の①→⑨へと発芽・成長が進みます。
播種後、針のような子葉が伸びた後、5枚目の写真のように睡蓮らしい葉が展開し始めます。
6枚目の写真は、播種後の6月中旬の様子です。
うまく育てると発芽した年に開花しますが、翌年以降に開花になることも多いです。
静岡では、4月に発芽したものがその年の7月・8月ごろに開花します。
郵便書簡もしくは第四種郵便での送付を予定しています。
発芽しない分の予備として、数量の2割程度多めにお送りしております。
他の数量でも出品しております。
※以下、栽培方法です。
こちらの動画もごらんください。
https://youtu.be/pPZjW7M_qJc
【播種】 プリンやヨーグルトなどの容器に目の細かい泥のような土を入れ、中心に5mm程度埋め込んでください。
そのまま水中の土に埋めても問題なく発芽してきますが、発芽までは時間がかかることも多いので、土に埋めずに4枚目の写真の②③あたりまでの動きを確認後に播種すると、種子が行方不明になりにくいです。
1年目は、水深5cmくらいで育成すると良い結果が得られることが多いです。
【育成】 発芽後しばらくは移植厳禁です。 浮葉が出るまでは、タニシやドジョウなど、土を掘り返す生き物は入れないようにしてください。
小さなエビやメダカは大丈夫です。
短時間であれば水温35℃程度までは問題なく耐えますが、浮葉が出るまではあまり水温が上がりすぎないように管理してください。
発芽後2カ月ほどで、浮葉が出てくると一安心です。
#日本の水草 #ビオトープ