Brompton用のレザーメインフレームカバーになります。
国産の栃木レザーを使用しておりまして、
ピットタンニン鞣しを行ったナチュラルカラーのヌメ革になります。
ピットタンニン鞣しとは、
タンニン剤の入った槽で濃度や成分の異なった槽をいくつも用意し、順次丁寧に漬け込んで鞣す方法になりまして、
革への負担が少ない為にナチュラルカラーを作り出せるようになっています。
マジックテープをエルメス等でも使われているLinn cableというブランドのリネン糸を使用し手縫いで縫い付けており、
その為、縫い目を綺麗に見せられるようにしております。
まぁ縫い目はメインフレーム裏側になるので目立たないのですが、、、
気持ち的には金具を使って固定を出来たらカッコよくなるなと思っていたのですが、
張りを出す事が難しく緩くなってカバーが回ってしまいますので、
マジックテープでの固定としております。
長さは8cmとなりまして、
これ以上長くするとメインフレームの曲がり部分にまで長さが達しますので、
両サイドにレザーとフレームの間に隙間ができあまりカッコが宜しくないので8cmとしました。
柔らかいシュリンクレザーでみたいな物であれば各所で伸びますので10〜15cm辺りの長さで製作するかもしれません。
本来レザークラフトをする際は、
成牛なら皮の傷のない部分のみ使用してクラフトしていったり、
ブランド品は傷のない仔牛の革を使ったりとしておりますが、
傷にも個性があると思いますので、
その部分を使用して製作してみました。
傷があるという事は表面に凹凸があるという事になりますので、
フランス製のクリームを塗り込み風合いを持たせて、
日本製のブラシで馬毛→豚毛→山羊毛で磨き光沢感を出して綺麗に仕上げております。
個人的には、
成牛で去勢されていない雄牛(ブルハイド)はケンカも多い為に身体中に傷が多くシボも大きく、
でもそれがとても綺麗な模様にも感じますのでブルハイドや、
サメ、エレファントの様な傷が多い物の方が好きです!
こちらはフラップ程の傷はなく、綺麗な部類になってくると思います!
自身のBromptonでは3年前にLouis Vuittonで有名なエピレザーと撥水加工したレザー、
中に補強材をいれて製作し使用しておりますが形が変わってしまう事もなく、
中の補強材が変形してしまう事なく綺麗なまま翔出来ており、
もう一台はLouis Vuittonモノグラム生地とエピレザー、
中に補強材を入れて使用しておりますがこちらも特に問題無しです!