■第一評論集『猛獣の心に計算器の手を』安部公房著。
装幀挿画安部真知。昭和32年初版カバー帯。平凡社発行。
■安部公房の穿った題名の第一評論集です。装幀挿画は安部公房の
奥さんの安部真知氏。目次は御覧の通り見出しのみですのでカバー
袖に掲げられた写真④の右側(本文段落)で確認下さい。尚、安部公
房好きには書く丈野暮なので他の説明省略致します。読めば稀代の
前衛作家・安部公房の思考回路が繙けます。
●紙質経年劣化で本体三方の焼け・部分的な滲みが有ります。
●カバー背・帯背は焼けて居ます。焼け具合は写真③を参照。
総じて並本の範疇ですが、御判断は人に依りけりです。
●全267頁。書き込み有りません。
●古書に不慣れな方、殊更神経過敏な方には不向きです。回避
為さるのが賢明かと思われます。爾後のClaim御容赦下さい。
●取引に際しては私の自己紹介欄をお読み下さい。
■安部公房の初版本群は殆ど落札されて今は陳列してる本だけです。
月曜書房版の『壁』、角川文庫版の『壁』なぞは如何でしょうか?。
既に落札されて仕舞いましたが、勅使河原宏のDVDBOXの安部公房
作品はまた視てみたいです。併し今は超高値ですね。