
ビクセンBT81S-Aからのステップアップとして購入したのですが、当方東京都内在住で、電車移動による遠征を行っているため、重い架台と本双眼鏡(7kg)を持っての駅までの徒歩移動&駅での階段の昇り降りが苦痛であることが判明し、泣く泣く出品いたします。車移動の方には楽勝な重さです!
【製品概要】
Sky Rover(昆明United Optics)と並ぶ中国双眼鏡ブランドの雄である(?)LOAVA社の口径100mm セミアポの90度対空双眼鏡です。90度なので、天頂も非常に見やすいです。重さ約7kg、長さ約40cm、幅約:24cm、高さ(ハンドル部除く)約:12cmで、重量以外は宮内のBJ-100シリーズのコピー品ではないかと思われます。ネットを探しても詳細情報が出てきませんでしたが、このスペックと見え味(色収差)の感じからして、焦点距離は500-550mm、F5-5.5程度であると推測されます。まさに、低倍率での天の川流しや星雲星団観望向けの双眼鏡です。
【付属品】
写真の通りです。アイピースは20倍、30倍、37倍が付属します。残念ながら市販の31.7mmアイピースはガバガバで装着できませんでした。宮内等、他メーカーのアイピースが使えるかは不明です。一方、トランクもあるので、直ぐに遠征に行けます。
【改造箇所】
前オーナーはかなりのベテランだったのか、以下2点の改造が施されております。
1)ハンドル装着…これがあると設置や撤収が楽ですね。
2)目幅調整機構…これは驚きました。対空双眼鏡の目幅調整は左右の角度を等しく調整しないと左右アイピースの中心がズレてブラックアウトしがちですが、これは写真5枚目にあるツマミを回すだけで、左右均等に目幅調整が可能です。ツマミは軽い力でスムーズに動きます。超高級対空双眼鏡にもない機能ではないでしょうか。
【レンズの状態】
・外観…使用感ありますが、まずまずの状態です。アタリ凹みはありません。
・アイピース…ホコリの侵入ありますが、比較的綺麗な状態です。
・双眼鏡本体…やはり経年なりのホコリの侵入が見受けられます。強いLEDをかざすと、左目の対物レンズ裏の薄い曇りと、同じく左目のプリズム面に薄い油の拭き残しのような汚れ・若干の拭き傷が見つかりますが、カビは無いように思います。右目プリズムも若干汚れがありますが、気になる方は拭いてください。対物レンズは、点カビというより、曇りが乾いた後のホコリが目立つ状態(?)といったところでしょうか。実視確認した限り、眼視性能には影響ないと思います。よって、光学系についてのクレームはご容赦ください。気になる方は後述のオーバーホールをお勧めします。
・光軸…最高倍率の37倍で見る限り、左右の一致含め、問題なさそうです。
・セミアポかつ短焦点なので、色収差は出ます。さすがにEDやフローライトにはかないません。低倍率での星雲星団観望用です。
【架台への取付】
底面に1/4インチネジがあるので、ここに三脚なりアリガタを付けてください。また、左右にフォーク式経緯台用のネジ穴もありますが、ミヤウチやビクセン製品への適合は不明です。
【こんな方にお勧めです】
・サブ機や、露光中の暇つぶし観望に使いたい方。
・実用本位で、細かい状態を気にせず、ガンガン使いたい方。
・安価で対空双眼鏡を試してみたい方。いつか宮内/APMの高級機、あるいはEMSに行ってみたいけど、先ずは双眼の威力を試してみたい方にお勧めです。
・気に入ったらメンテナンスに出して末永く使いたい方。オプトミヤウチの修理を引き継いだ、有限会社河本カメラサービスに問い合わせたところ、100mmクラスの対空双眼鏡であれば、5〜6万円程度でオーバーホールをしていただけるとのことでした(要実機での見積)。個人的には即決価格及び現状より、オーバーホールは不要と思いますが、落札金額+オーバーホール費用で15万程度ですので、笠井の45度対空双眼鏡(26万円)をお求め頂くよりも、かなりリーズナブルかと思います。
【入札をご遠慮頂きたい方】
・神経質な方。
・状態にシビアな方。
(2026年 4月 17日 20時 36分 追加)推定見掛視界です。手元のSVBONYの68度ワイドアイピース/40度プローゼルとの比較です。20倍=50度、30倍=62〜66くらい(SVBONYよりわずかに狭い)、37倍=59〜63度(30倍よりわずかに狭い)。宮内純正ほどではありませんが、まずまずの広視界です。