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2010年のオーディオベーシック誌54号にて発表された、長岡鉄男氏の元編集担当で直弟子といわれる炭山アキラ氏設計のオシドリです。
ユニットは付属せず、エンクロージャー2本セットのみ(ターミナル、ケーブルは付属)の出品です。
発表がステレオ誌などではなくすでに廃刊となってしまった少しマイナーなオーディオベーシック誌だったこともあり、知名度はスワンと比べるとイマイチなのですが、筆者が「あまりの素晴らしさにむしろ困惑」と書いている通り、実は師のスワン系列を凌ぐ10cmバックロードの最高傑作と思っております。私はスワンも何本か作成したことがありますが、個人的にはオシドリの方が好きです。
理由はいくつかありますが、まずはスロート断面積がスワンよりも少し小さく(スワンa:65x60、スーパースワン:70x60、本オシドリ:70x50)ホーンロードがかかりやすくボーボー音が少ないこと。また前面開口で低域に部屋の癖が付きにくいことなどがあげられます。特に長岡バックロードは10cmにせよ20cmにせよ版を重ねるごとに大型化し、音のクセが強くなり好みの分かれる傾向がありますが、オシドリは10cm鳥型ででスロート断面積最小のホーン(ホーン長や開口部は同等)となっており、ボーボー音が出にくくなっております。
炭山氏のオリジナルから変更した点もあり、砂袋を入れるスペースを廃止したことと、図面の写真にあるように音道のすべての折り返しのデッドスペースに45度カットした斜め板を追加しており、さらにボーボー音が少なくなり、大変音離れが良くなっています。
また、写真の通りヘッド部がM5のボルト4本で脱着可能で、ユニットを変えたり、ネック部の吸音材を調整したりすることができます。ステレオ誌でも記事が組まれたこともあるように、スワンでもこのネックに吸音材を入れるとかなりクセが抑えられます。
材料はシナ合板です。写真にあるとおり、組み立てはすべてビスケットジョイントによるタイトボンドのクランプ圧着で仕上げられており、クギや木ネジを使っていません。またカットはプロの業者によるものです。塗装は艶消し水性ウレタンニス仕上げです。
底面ウラにはタオックなどをボルトンできるM4のオニメナットが三カ所埋め込まれています。
工作のデキは隙間などはほぼなく素人にしてはなかなか、リスニングルームに設置して見苦しくない程度にはなっていると思いますが、プロの作品には比べるべくもありません。なお、新品ではありません。完成後1年ほど使用したものになります。
ユニットは現在でも入手可能なFE108-solでよくマッチします。
ひとまず材料のシナ合板3枚+カット料金でのスタートとさせていただきます。ほかにもビスケットやターミナル、接着剤等ありますので、ご自身で同仕様で製作してもこの値段では作れないと思います。
このカタチで梱包が絶望的なため、引き取り限定とさせてください。愛知県JR大府駅付近のコンビニで受け渡しを考えています。引渡し日時はある程度相談に乗れます。
10cmバックロードで重量はそれほどでもありませんので、普通サイズのセダンでもなんとか持ち帰れると思います。遠方の方は東海地方のご友人やご親戚にお願いしてみてください。
どうしてもといわれる方は近県のみ(愛知県平野部、三重県北部、岐阜県南部、静岡県西部)4~5000円程度で私がお届けも可能です(車両降ろしまで)。
近県へのお届けご希望される場合は必ず事前にQA欄で市町村を書き込みの上、ご確認ください。高速IC付近ならもう少し遠方でも増額の上相談可です。なお落札後は一切ご相談に乗れません。
スムーズなお取引希望のため、落札後24時間以内にかんたん決済できる方お願いします。
大量断捨離中、パーツや電子部品等にもいろいろ出品しています。
よろしくお願いします。