
AKKESHI Single Malt Rikka
厚岸 シングルモルト 立夏
シングルモルト
55%
700ml
堅展実業 厚岸蒸留所(北海道)
アイラモルトへの憧れに動かされゼロから蒸溜所を創設
厚岸蒸溜所は潮気を含んだ深い霧、清澄な空気、豊富な泥炭といった北海道・厚岸の風土こそ、求める未知なるジャパニーズウイスキーの風味をつくり出してくれると信じ、2013年に国内2か所の蒸溜所から原酒を買い取り、試験熟成を開始、2015年には蒸溜所が完成し、2016年より蒸溜を開始しました。
そして2018年2月、厚岸蒸溜所の初商品が完成。バーボン樽にて5~14ヶ月熟成したノンピートモルト原酒をバッティングした「厚岸NEW BORN FOUNDATIONS1」の発売となりました。
2020年10月には、二十四節気シリーズ第一弾となる「厚岸シングルモルトウイスキー寒露」をリリース。
二十四節気シリーズは、確固としたコンセプトワークのもとで毎回風味の違うウイスキーを製造することに挑戦した厚岸蒸溜所の人気商品で、二十四節気のうちのひとつの節気名が商品名に割り当てられています。
ウイスキー造りに欠かせない冷涼で湿潤な気候
海霧が発生しやすく、霧に覆われていることの多い厚岸町。
蒸溜所の北東にはラムサール条約の登録湿地である別寒辺牛湿原が広がっています。
ラムサール条約とは、イランのラムサールで採択された湿地に関する条約で、水鳥をはじめとする野生動物の生息地となっている湿地を、国際的な協力のもと保全および賢明に利用することを目的としています。
この霧や湿原がアイラモルトのようなウイスキー造りには欠かせない条件を有しています。
ウイスキー造りに使用する上水の取水口は、蒸溜所のそばを流れる尾幌川上流のホマカイ川。この水が厚岸のウイスキーを育みます。
蒸溜設備はスコットランドのフォーサイス社製を導入
厚岸蒸溜所のウイスキー造りの原点は「スコットランドの伝統的な製法で、アイラモルトのようなウイスキーを造りたい」という強い想いです。
そのため設備はスコットランドのフォーサイス社製のものを導入。施工はすべてフォーサイス社の職人が来日して行いました。
ポットスチルの形状はストレートヘッドのオニオンシェイプで、アイラ島のいくつかの蒸溜所のものと似ています。
アイラ島のウイスキー造りと同様、泥炭(ピート)を通った水を仕込み水に用い、冷涼で湿潤、そして海風が当たる場所「厚岸」で日々、熟成が進んでいます。
熟成のあらゆる可能性を試行錯誤し追及
ウイスキーの熟成には2つのダンネージ式の熟成庫に加え、2018年2月に革新的なラック式の熟成庫を導入。
その熟成庫は厚岸湾のすぐ側にあり、空気中を漂う海の香りがウイスキーの特性に良い影響を与えることが期待できます。
また、熟成樽にはバーボン樽やシェリー樽に加え、入手困難な「ミズナラ樽」も使用しています。
その他にも厚岸蒸溜所ではワイン樽やラム樽とのマッチングなどを試行錯誤しながら、熟成のあらゆる可能性に日々挑戦し続けています。
二十四節気 第19弾 厚岸 シングルモルト ジャパニーズウイスキー 立夏
初夏の清々しい空色に、厚岸湖畔の燕子花がとりわけ際立つ季節。
厚岸モルト特有のピート感は、熟成年数を重ねるほどに和の柑橘香を纏って参りました。
今回のキーモルトは、北海道産の麦芽やミズナラ樽を用いたオール北海道モルトです。
☆テイスティングコメント☆
旬の桃,杏子,みかん,黒蜜をかけたきなこ餅
チョコレート,オレンジコンフィ
黒胡椒,日向夏,浜辺の散歩道