御存知!Yes七十年代後期集大成ライヴ盤/Patrick Moraz在籍時の貴重録音含む傑作「Yesshows」 旧リマスター紙ジャケット仕様限定版
国内盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございます。
日本独自リマスターでHDCD方式を採用したもの。後のKing Crimsonリマスターのあり方に影響を与えたとして知られるものでございます。
現行のリマスター版は当時の録音時のノイズ等の処理を行っている事もあり、ある種リミックス的でリリース当時は賛否両論ございました。
されど、こちらの旧リマスターはオリジナル・マスターのあり方に沿うもの。
音質もアナログ盤的音質を意識したもので非常に良心的でございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
故Chris Squire(B/Vo、一曲のみPer)、Steve Howe(G/Vo)、Jon Anderson(Vo/Per、一曲のみG)、
技巧派名手Rick Wakeman(Key)、セッション系名手Alan White(Ds/Per)となります。
二曲のみジャズ/フュージョン系名手Patrick Moraz(Key)在籍時の実況録音でございます。
1976年8月17日アメリカ・デトロイト/1977年オランダ・ロッテルダム/1978年イギリス・ロンドン三公演実況録音からの抜粋。
プロデュース/ミキシングは故Chris Squireのみ。バンドが空中分解した後に編集・企画の模様でございます。
背景からもお判りになられます様に契約の関係上制作された感のあるライヴ盤ではございますが、演奏は抜群のものでございます。
前作ライブ盤「Yessongs」と選曲が重複しない工夫が見られますが、ライヴでアレンジが異なるものを選んだ感がございます。
初期楽曲にしてもSteve Howe/Rick Wakeman参加の演奏アレンジが異なるもの、
Rick Wakemanが嫌った「海洋地形学の物語」からの選曲をPatrick Moraz在籍時のもので収録というのもミソでございます。
前作ライブ盤に比べ、演奏も録音も非常に洗練されたもの。
契約等の背景云々が指摘されるライヴ盤ではございますが、携わったのはバンド実質マネージャーの故Chris Squireのみ。
そういう意味では良心的ではなかろうか?と存じます。
但し、”The Buggles”Yes時代の音源が含まれていない事が何かねぇ........と感じられますが......................
(認めていないという事なのでしょうか.......)
二枚組とは言えど、長編曲が多い為に楽曲数は限られております(制作時がアナログ・レコード時代)。
ライヴ盤とは言えども聴き手を選ぶ感がある作品でございます。
当時の音楽ファンの感受性が如何に豊かで幅広いものであったかが窺い知れるものでございます.................
この機会に是非。