何度も要望がありながら開発に時間が掛かりました
超硬は著しく刃先が立つために和彫りタガネでも平面研磨機で研ぎっぱなしの刃先ですと簡単に欠けたりします
洋彫りはこじるような使い方で鋭利な刃先なためひとたまりもありません
しかし下刃をわずかながらカーブさせて研磨したら解消されました
そのため和彫りの研ぎの技術を生かし研磨の練習と試し彫りを繰り返し製品化しました
さらにダイヤペーストでバフ掛けしてます(片切りも側面鏡面仕上げ)
一般的な洋彫りタガネよりも彫る角度が少し起きるかも知れません
下刃カーブのメリットは刃先に掛かる力がカーブに分散して刃こぼれし難くなり曲がりやすくもなります
また彫り跡もヘラ掛けするように彫るのでキレイに彫れます
約2.4㎜の丸材から削り出し長さは研磨前で50㎜、研磨で多少短くなる場合があります
刃先のサイズはテーパー値が強く対面角度違いもあり正確に計測出ませんので公差±0.1mmになります
Mが1㎜前後、Lが1.5㎜前後が目安で中間サイズもあります
60°毛彫り以外は対面寸法で対角線だと90°で約1.5倍
台形は下刃先端部の寸法です
ピンバイスのようなチャック式グリップやGRSのイモネジ2つのハンドルに取付け可能かと思いますが、ハンドルの取付け互換は保証出来ません
この木製グリップの場合で1センチ挿すと全長が11~12センチくらいになります
写真は全てイメージ流用写真です、多少の違いはご了承ください
グリップやスケール等は取付け参照のためで付属しません
(キャップは付属します)
初期不良は対応しますが使用後の刃こぼれ破損は交換不可能となります
再研磨の際には刃先の幅や角度の調整も可能です