
雑誌です。 きれいなほうです。
◆今月の特集1は、「昭和の陸軍」光と影◎“日本型組織"を考える、です。
昭和の陸軍というと「暴走」「精神主義」といった批判が絶えませんが、今村均、本間雅晴、栗林忠道、樋口季一郎のように穏当かつ合理精神を持つ名将もいましたし、一方で暗号分野では実は進んでいる面もあったなど、決して悪い面ばかりではありませんでした。
近年では、太平洋戦争開戦を主導したのは海軍で、陸軍悪玉論も見直されつつあります。
しかしながら、そうした見直すべき面もある陸軍がなぜ、諸外国との軋轢を生む軍事行動に走ったのか――。
光にも目を向けることで、その影の持つ意味がより一層、鮮明になるのではないでしょうか。
また、昭和の陸軍は、近代日本において最大の人員を誇る組織です。そうした組織の問題を探ることは、日本の問題点を探ることにもつながるはずです。
今回の特集では、昭和の陸軍の光と影に迫ります。
特集2は、もっと知ってもらいたい「戦国武将」、です。
武勇に優れていたり、智略を巡らせ、戦国の世を渡り歩いたり……。
見事な功績があるにもかかわらず、知名度がそこまで高くない武将もまだまだいるのではないでしょうか。
数多の戦国武将がいるなかで歴史に埋もれてしまった、知られざる魅力をもつ人物たちを紹介します。
特別企画は、吉兆・瑞兆の世界史、です。
めでたい夢を見た。いいことが起きそうな兆しを目にした。
そんな「吉兆・瑞兆」伝説が、古今東西を問わず、残されています。
それらは、人々に勇気や元気を与え、大きな決断を動かす原動力となることもありました。