【古筆】三国志 湖南文山肉筆 仙台藩伊達家伝来江戸時代(通俗三国志 三国志演義 茶道 中国美術 中國 古筆切 掛軸 桃園結義 僧侶 )

【古筆】三国志 湖南文山肉筆 仙台藩伊達家伝来江戸時代(通俗三国志 三国志演義 茶道 中国美術 中國 古筆切 掛軸 桃園結義 僧侶 ) 收藏

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元禄4年(1691)三国志 桃園結義序文

商品詳細
江戸時代に書かれた「三国志」で、通俗三国志の翻訳者である「湖南文山」による肉筆です。
出品箇所の場面は、第一部「桃園結義」の序文で、これから「三国志演義」の物語が始まる部分です。

額縁に入っておりますが、古筆切は糊付け等しておりません。古筆切そのままの状態で額の中に入っております。このまま展示いただくこともできますし、将来的に掛軸へお仕立ていただくことも可能です。
落款や旧所蔵者について
「三国志」巻3の目次部分に、落款があります。(9枚目の画像)

・「壽禎」…江戸時代の仙台藩医・木村寿禎
・「玄澤」…江戸時代の蘭学者。大槻玄沢
・「義轍」…天龍寺の僧侶・義轍(湖南文山)

※江戸時代に「三国志演義」が日本語に初めて翻訳されました。翻訳者は「湖南文山」です。湖南文山は、その後の研究により、「天龍寺の禅僧・義轍が着手し、彼の病没後に弟の月堂が完成させた」との記録が発見され、「湖南文山」は、「義轍」の筆名であることがわかりました。

上記三名の落款の右側に仙台藩伊達家(竹に雀)の印があります。
出品した古筆に押印されている落款は、仙台藩医・木村寿禎の落款です。
寸法
(古筆)縦24.3㎝、横7.7㎝
(額縁)縦34cm、18.3cm
※額縁は木製、表面はガラスです。
読み下し文と現代語訳
<読み下し文>
怪異の事ありて、雌化(しけいげ)して雄となる、六月朔日、十余丈の黒氣地より起て、飛(とん)で温德殿に入る。秋七月玉堂(ぎょくどう)の内に虹あらはれて、五原山の岸ことごとく崩る、其外種々の怪(あやしき)ことども、數を知ず起りければ、是まことに一人の慎(つつしみ)、天下の大事ならんとて、勅(ちょく)して群臣を金商門に集め、災を除くの術を問玉ふ、時に光録(こうろく)太夫(たいふ)楊賜(ようし)、議郎(ぎろう)蔡(さいゆう)、二人表を上(たてまつり)て申けるは、

<現代語訳>
めんどりが雄に変化したことがあり、六月ついたちには、十丈あまりの黒色の気が、温徳殿にとび入り、秋七月には虹が宮中の玉堂にあらわれ、五原の山の崖くずれなど、さまざまの不吉の事件は、一つや二つではなかった。 皇帝は詔(みことのり)を下し臣下たちに災異の原因を問いたまえば、議郎(ぎろう)蔡(さいよう)の上奏したことばには

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