
今から60年近く昔の日本の気象が、現代の気象と比較できて面白いと思います。気象庁の測候所の職員が執筆した、現実に即した書籍です。新田次郎氏(中央気象台勤務の小説家)が巻頭言を書いています。
◎タイトルは「登山者のための気象学」です。
◎昭和43年(1968年)発刊の昭和の書籍です。
◎当時の定価は380円です。
◎225頁です。
◎山と溪谷社からの出版です。山と溪谷社は山渓と呼ばれ、山岳関係専門の出版社です。
◎状態は、ひどくはないですが使用感があります。
◎サイズはだいたいですが、縦18cm、横13cm、厚さ1.6cmです。
昭和の時代、天気予報は気象庁の各地の地方気象台や灯台他に設置されている測候所、海洋の船舶からの情報を集約して行っているのです。
ほとんどの灯台には灯台守と呼ばれる気象庁の職員が宿泊しながら勤務しているのです。台風シーズンともなると、室戸岬や枕崎や石廊崎なんかの灯台は、頻繁に天気予報に出てくるのです。各地の測候所では、気圧や温度や風向風速なんかを測定し、地方気象台や中央気象台に24時間休みなく情報を送るのです。
山男なんかは、ちゃんと、天気図を作成して天気予報を自分で行える技量を持っているのです。情報はラジオの定時気象情報の放送なのです。ラジオからは「南鳥島、晴れ、南南東の風、風力3、998ミリバール」なーんて具合に、日本全国の気象データが延々と読み上げられるのです。そんな情報を白紙の天気図に鉛筆で書き込んでいくのです。最後に気圧が同じ地点を結べば、等圧線が描けるのです。そうすると、低気圧や高気圧や前線なんかを追加で書き込めるようになるのです。手間のかかる話です。
その作成した天気図と、天候が悪化した過去の代表的な天気図なんかを見比べて、これから先の天候を判断するのです。
「この天気図だと、明日は大荒れになるな…ここでもう一泊して待機しよう」なんて判断をするのです。
今回の品物は、約60年前の気象に関する書籍です。昭和時代の気象の記録なんかを思い起こさせる書籍です。昭和の登山者には必須である天気図の描き方まで収載されています。楽しめる書籍だと思いますので、昭和のコレクションとして入手されては如何でしょうか。
今後、今まで集めてきた、昭和な品物や鉄道関係を主体に出品してまいります。全体的に状態の良いものが多いと思います。フォロー頂ければ、きっと良いものに巡り会えると思います。
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