
自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
サイトウ・キネン財団評議員でもある著者の会心作
サンフランシスコからボストン、ウィーンへ。なぜ彼だけが「世界のオザワ」となり得たのか。構想十数年、カリスマの秘密を徹底解明。
たった一人でヨーロッパに乗り込んだ青年は、いかにして「世界のオザワ」となったのか?完全主義者の師・齋藤秀雄、巨匠・カラヤン、バーンスタインらとの運命的な出会いから、指揮者の頂点「ウィーン国立歌劇場音楽監督」就任への軌跡を辿り、マエストロ誕生の秘密に迫る!
目次
第1章 小澤家の遺伝子と育った環境(父・小澤開作から受けついだ資質;アコーディオンからの音楽こと始め ほか)
第2章 生涯の師 齋藤秀雄(教育者・齋藤秀雄の人物像;名教師たちの活躍した“時代” ほか)
第3章 指揮者の卵(たった一人の男子学生;人生を変えた「シンフォニー・オブ・ジ・エア」 ほか)
第4章 栄光の舞台への軌跡(トロントからサンフランシスコへ;名門ボストン交響楽団音楽監督に ほか)
最終章 小澤征爾とサイトウ・キネン・オーケストラ(齋藤秀雄メモリアルコンサート;新次元のオーケストラ誕生 ほか)
レビューより
『ボクの音楽武者修行』では、あまりのシンデレラ・ボーイっぷりに、世の中にはこういう人もいるんだなあ、とただただ感心させられるばかりだったが、その点本書は小澤征爾のキャリアを出生にまでさかのぼって丁寧に辿っているとの印象を受けた。
父、開作の人生や、母、さくらの考え方、征爾の名前の由来、一家の中でのアコーディオンの存在、斎藤秀と桐朋学園など、知れて良かったと思える発見がたくさんあった。
小澤征爾の才能を開花させる契機を作った小澤一家、教師の斎藤秀雄、そして与えられた契機を最大限に生かし、成果を結実させていった征爾自身の積極的かつ誠実な行動についてわかる一冊。
元ケンウッド役員で、音楽プロデューサーの著者による小澤征爾論。音楽業界の裏まで知る著者の話は興味深い。若い頃から自ら行動し、チャンスをつかみ取ってきた小澤征爾さんの生き様が伝わってきた。生き方として誰にも参考になるように感じる。