【長岡鉄男】独TELEFUNKEN 中世オリジナル「カルミナ・ブラーナ~1300年頃の手写本より」II 鮮度と音像のリアルさ抜群 身長の差がわかる
独TELEFUNKEN Das Alte Werk 6.41235AQ Stereo 1LP。
中世伝承:「カルミナ・ブラーナ」(II)
1300年頃のオリジナル手写本による13の歌
Homo Quo Vigeas
Ecce Torpet
Licet Eger Cum Egrotis
Vite Perdite
Crucifigat Omnes
O Varium Fortuna
Celum Non Animum
Dum Iuventus
Axe Phebus Aureo
Ecce Gratum
Tellus Flore
Tempus Est Iocundum
Nu Gruonet Aver Diu Heide
演奏:
トーマス・ビンクレイ指揮
ステューディオ・デア・フリューエン・ムジーク(ミュンヘン古楽スタジオ)
(録音:1964年)
ここに出品する「カルミナ・ブラーナ」はカール・オルフ作曲の有名な近代曲(あの曲は近代曲なのです)の「カルミナ・ブラーナ」ではなく、1300年頃のオリジナル手稿による中世伝承の曲を集めたオリジナルの「カルミナ・ブラーナ」です。
人間の素朴さ、たくましさ、やさしさ、敬虔さが入り混じった800年前の中世音楽が時代を超えて私たちの心に入ってきます。
独TELEFUNKENでは1803年にボイエルン修道院で発見された300篇あまりの中世世俗曲集であるオリジナル「カルミナ・ブラーナ」を2枚のアルバムとして発売しましたが、ここに出品するのはその第2巻です。(もともと一枚ずつ単売されたもので、長岡鉄男氏は単売のアルバム2枚をそれぞれ紹介していました。本品はその(II)というほうに当たります)もちろんテレフンケンが誇る古楽シリーズ「DAS ALTE WERK」のロゴが冠された由緒ある製品です。
この録音を長岡鉄男氏は次のように述べています。
「演奏はアンドレア・フォン・ラム、トマス・ビンクレイ他、古楽器演奏と独唱、重唱。鮮度が高くややオンマイクだが、音像、音場ともリアル。鮮度と音像のリアルさ抜群、ちゃんと身長の差が出る。第2集は第8曲から第179曲までとびとびに13曲。こちらのほうが第1集よりも力強さがある。」
本品はとてもきれいな美品です。
レコードはレーベル表面のスピンドル跡もなく、盤面は使用したとは思えないようなぴかぴかの極美盤です。このためあえて検聴はせず、そのままの状態でお届けします。(これは決してノイズ皆無ということを保証するものではありません。レコードですのでたとえ新品でも雑音はあり得ます。)
スタジオでの録音で、音は大変良くものすごくリアルな声は目の前にいるかのようです。
非常にSNの良いレコードで、その優秀な音がますますリアルさを帯びて出てきます。
ジャケットは左上にドイツの元オーナーが貼った番号のシールと、天中央が押されて少し膨らんだ跡(ヌケてはいるのではありません)があるだけでとてもきれいな品です。(本品は空気の乾燥したドイツで使用、保存されてきた品ですので、日本で使用されてきた品のジャケットにありがちなシミ、カビ、カビ臭などは一切ありません。)
素朴で温かく非常に人間的な中世音楽のすばらしい世界をお楽しみください。
重量:213g (これに梱包材重量を足した総重量が送料の対象となります。)