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Panasonic パナソニック クーガー113 RF-1130 FM/MW/SW1-2 4バンドラジオ ワイドFM対応調整 電源表示灯 ACケーブル付 動作確認品 13-53です。
【クーガ113 RF-1130の概要、特徴について】
1975年昭和50年発売の古い製品です。当時の販売価格23.900円とのことです。
SWで同調を助けるファインチュウニング機構を備えています。
寸法は横幅34cm高さ約14.4cm奥行約8cm、重量約2.1kgです。
MW受信用のジャイロアンテナを装備しています。
SW1-2で3.9Mhzから30Mhzの全域をカバーしています。
【感度と選択度特性に優れている】
FM、AMバンドにて専用のFETトランジスターによるRF増幅回路を設けて高い感度を得ると同時にそれぞれに専用のフィルターを使用してるので選択度優れています。
【スピーカーでの多くの工夫】
スピーカーは12cmで実用最大出力2.2Wです。エッジ部にアルファセルロースを使い、低音の広がりをより柔らかくひびかせ,コーン紙にクラフトパルプ紙を2重に張って、中音域のひずみを大幅に改善。またセンターキャップにも同種の紙を使って高音域のひずみを改善するなど音楽ファンにもうれしい配慮など、たくさんの工夫がなされています。
【見やすいフィルム-ダイヤル面】
ダイヤル目盛板とダイヤル指針が密着しており、またダイヤル面には上向きの角度を付け ダイヤルに刻まれたスケールや目盛りがくっきり見えるようにデザインされている明るいダイヤル面となっています。
【横型のブラック-メカでクーガの中ではひと味ちがうタイプのマシーンです】
【修理及び整備の内容】
①ジャイロアンテナ内部に断線が有りましたので修理しました。
②120分オン-オフタイマーの動作不安定でしたので、解放し内部をクリーニング、注油しました。
③ツマミ類は中性洗剤にて綺麗にしました。
④ボリュウム、スイッチ類は接点復活処理いたしました。基盤面はエアーブロアー、アルコールにてクリーニングしました。
⑤ホップアンテナが破損していましたので、保管品と取替しました。(収縮時は標準品より少し短めです(写真3)。全長5素子で1050cmで
す。曲がりは有りません。)
【改造の内容】
①ワイドFM対応調整を行いました。下記受信動作項目を参照ください。
②電源表示灯としてライトスイッチ右横へ黄色LEDを取付しました(写真3)。(左上部のライトスイッチ電源を兼用しているため、ライトスイッ
チをONすると電源表示灯は消えます)
【各動作確認他の内容】
①目視ですけど電解コンデンサー類の不良はありませんでした。
②FMでのAFCの動作も良好でした。
③MWでのジャイロアンテナ及びセンススイッチの動作も良好であることを確認できました。
④トーン調整は高/低独立しています。動作は良好でした。
⑤バンド切替、ボリュウム及びTONE用のボリュウム2個ともガリ音は有りません。(3個の音量関係のツマミは標準品ではありません)
⑥TUNEメーターの振れはFM、MW、SWとも良好でした。
⑥中央部のファインチュウニングダイヤルにて短波帯受信の微調整をすることが出来ました。
⑦オン-オフ タイマーは120分の設定で129分で動作することを確認しました。ゼンマイ式ですので誤差が多くあります。
⑧電池ケース内部は綺麗です(写真9)。単2電池4個でのテストOKでした。電池は付きません。
⑩正面中央部の3.5mmイヤホンの出力確認OKでした。(イヤホンは付きません)
⑪付属のACケーブルは標準ではありませんので、少し強めに押し込んでください(写真10)。
⑫ライトスイッチONでTUNEメーター及びダイヤル面を照明することを確認しました。
【受信動作確認の内容】
手持ちの信号発生器、周波数カウンターにて調整及び動作の確認をしました。
①FMバンドの受信
FM受信はダイヤルフィルム表示は76Mhzから90Mhzです。調整後の最低受信周波数は76.5Mhzから受信でき、最大受信周波数は
94.9Mhzでした。
フィルム表示値と実際の受信周波数とのずれは以下の通りです。
表示76.0 で 77.0Mhzを受信しました。(1.0Mhzのずれ)
78.0 で 79.3 ( 1.3 )
80.0 で 81.4 ( 1.4 )
82.0 で 83.7 ( 1.7 )
84.0 で 86.1 ( 2.1 )
86.0 で 88.3 ( 2.3 )
88.0 で 90.4 ( 2.4 )
90.0 で 92.7 ( 2.7 )
以上の通りフィルム表示値より1.0~2.7Mhz高く受信します。(写真5で79.5Mhz受信中)
②MWバンド 530Khz~1600Khzの受信
ほぼ全域で周波数表示フイルム値通り受信しました。(写真4で684Khz受信中)
③SW2 3.9Mhz~12.0Mhzの受信
全域で周波数表示フイルム値通り受信しました。(15.5Mhz付近で中国語放送を確認出来ました。)
付属のNSBクリスタルを背面中央部に差し込とSW1バンドにて3.925、6,055、9.595Mhzを簡単に受信することができます。(写真8,10)
④SW3 12.0Mhz~30Mhzの受信
ほぼ全域で周波数表示フイルム値通り受信しました。(14.0及び15.9Mhz付近で中国語放送を確認しました。)
【外観の状態について】
写真では分かりにくい小傷類が多く有ります。
【当地区のFMの受信状態、動作確認について】
当地区FM送信局から遠いため、自宅ではケーブルテレビからのFM信号を室内に設置したアンテナから飛ばしてテストをしています。
現在5波(FM放送局は79.5と84.5の2波、MWのFM補完局は80.8、82.0、85.0の3波)を受信して長時間の動作確認をいたしました。
【参考情報】
総務省などからの情報によりますとAM番組ををFMで同時放送するFM補完放送を手掛けるラジオ局は、NHKを除き全国47社のうち
現在44に上っていて、すでにAM波停止されている局もある様です。いずれにしても2028年頃にはNHK以外のAM波はなくなるかも
しれません。
【本ラジオにてFM受信をお楽しみ下さい。】
初期不良対応いたしますので、到着後1週間以内に取引メッセージにてご通知願います。
恐れ入りますが、不良対応には誠意をもって対応致しますので、受け取り連絡はできるだけ早くお願い致します。
宅急便80サイズにて送付致します。
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どうぞよろしくお願いいたします。