小松左京の代表作にして、日本SF文学の金字塔とされる長編小説。
冷戦下の国際政治の中で、人為的に作り出された致死性ウイルスが流出し、世界にパンデミックが広がります。人類は瞬く間に壊滅的打撃を受け、わずかに生き残った人々が南極基地で未来を模索することに。ウイルスという“見えない脅威”と核戦争の危機が交錯し、人類の存亡をかけたドラマが描かれます。
発表は1964年ですが、その科学的リアリティと国際的な視野は驚くほど現代的であり、世界的パンデミックを経験した現代の読者にとっても鮮烈な問いかけとなります。人類の愚かさと希望、そして「生きること」の意味を壮大なスケールで描いた物語は、SFという枠を超えて広く読み継がれるべき名著です。
角川文庫版は読みやすく編集されており、映画化作品(1980年、深作欣二監督)と合わせて楽しむことも可能です。世界の終末を描きながら、未来への可能性を探る壮大な叙事詩的作品です。
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