
納富鳥雲 水鳥 鴨 大鴨 香合 萩焼 大華山 初代 渡り鳥 秋 季語 大寒 立春 美品 稀品 共箱 共布 納富 鳥雲 香道具 茶道具
納富鳥雲の水鳥 または 鴨香合です。寒い季節…ちょうど晩秋から 節分立春ころに相応しい品だと思われます。どの専門書にも 寒い季節の代表的な香合として “鴨”“水鳥” などの作品が紹介されていて、とりわけて季節限定の題材である事が分かります。“渡り鳥” は秋の季語ですし 一般的な感覚からも当然とは言え…それにしても “五節句” 並みの季節感だと感じます。秋の風物詩としては “紅葉” が代表格ですが、ほぼ同等の存在感だと言って良いでしょう。香合の意図としては “寒さ” だけではない…羽根の中の温もりも充分に感じさせる事も眼目の一つに違いなく、いずれも羽根をふっくらと立てた姿で、その点も周到だと感心します。
特にこの品は 羽根の描写が緻密 繊細で 大変に良い出来上がりだと思います。系統は異なりますが、一枚ずつ羽根の立ち上がった あの “瑠璃雀” に通じる味わいで、神秘的 伝奇的な雰囲気も漂い 結構だと感じました。割合にザックリとした 大まかな表現の多い萩焼においては この精緻な表現は珍らしく、ここらは造り手の個性なのかと考えられます。
この作家さんも萩焼の代表的な作家のおひとりです。作品のどこかにコツリとした芯がある様に思われ、剛直な味が貴重だと感じます。
古品にある “大鴨” よりもさらに大振りの寸法 加えて肉厚で、その分 存在感と重厚さは満点です。鴨 水鳥と言えば 交趾の作が有名ですが、こちらは華麗さを一切省いた潔さが印象に残ります。取り合わせにもよりますが、これですと他の絵柄や色彩と重なる心配は無く むしろ使いやすく重宝な品ではないのかと感じられます。
写真でお分かりの通りの風格で 相応の自重もあり 押し出しも安定感も充分です。景物として何かに添えて置かれてもよろしいかと思います。共箱の色合いから昭和50年代くらいの製作ではないかと推測しております。箱の時代感やいつものサインなどから 初代鳥雲の時代と考えました。
美品です。本体に使用感は感じられず 大変に綺麗だと思います。共箱には桐の木色がありますが、状態は良いと思います。本体 共箱 共布 と揃った 条件の良いセットだと思います。
概寸 w 5.6cm×d 7.4cm×h 5.0cm(顔正面で)
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レターパック 600 円
定形外 660 円
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陶磁器については、本人作と窯・工房作とがありますが判断が難しく、箱書やシオリに明記がある場合以外は、タイトル欄には便宜的に本人名を記しております。入札の際は、記述の他に、箱書、作風、サイン等を元に大様のご判断をお願いいたします。飽くまで個人所有の品のお取引で、個人同士のお付き合いですので、専門店並の品質や知識や対応をお求めの方は入札をお控えください。
定形外などの普通便は、発送まで若干の時間が生じる場合があります。補償・追跡もありません。臨機応変に対応はいたしますが、基本的には箱内外を緩衝材でガードして封筒で発送をいたします。