
◆ 「ユージン・スミス写真集」1996年出版された貴重な資料
◆ モラ山大動 「Northern」2009年 吐瀉出版
□ 2冊一括
(2025年 7月 5日 0時 59分 追加)水と油を撹拌しても時間の経過で比重の軽い物体が浮かび上がります
ユ-ジンスミスは現在の世界に最も存在してほしいタイプの写真家です。
ハ-ドカバ-の造本にふさわしい倒れることのない自立する姿は東松照明の姿を彷彿とします
ペーパーバックな写真集は大きすぎると自重で与太ります、まるでアル中かジャンキーな写真家のようです。トテモ見るに耐えませんが、このNORTHERNとか言う気取った写真集には、世界中の何処にもないNOWHEREな北でしたとされる、化石化した時間とZARAついたインクのシミがまとわりついた
(2025年 7月 5日 1時 09分 追加)確かに 森山本は 本人が語るように2、3時間で踊るように撮影した結果の写真集が多いが この写真集は 写真 学校の学生でも 2、3日はかかると 思われる 雑作である
彼の写真集はモノクロ写真 2枚あれば 1冊 の本になると言われるように 中身は スカスカでも 同じような 使い回した写真を 次の タイトルの写真集でも使える という 勝手の良さがあるという風に本人は 自覚している
NORTHERNの 写真集の中の 数枚が NORTHERN2の 表紙と裏表紙になっている, 詐欺に近い写真の断片の使い回しの いい例になるだろう
世界の何処にも存在しない、NOWHERE写真の傑作だろう
(2025年 7月 5日 1時 17分 追加)森山自身が超えたと信じていた ブラキストン線はこの半世紀の間に地球温暖化という現象により
消滅してしまったかのようです
このブラキストン線は憂鬱の津軽海峡という自由航行のできる水道としての価値が高まっています
さらに北海道にも 梅雨が遅い夏をもたらします
昭和という物質主義の時代に 数トンの神と数キロのインクで 400ページより600ページとほざいている頭の古い写真家には 現在の地球温暖化は救えない
(2025年 7月 5日 2時 10分 追加)この時のスミスはスペイン戦線の ロバートキャパ やインドシナの戦線で亡くなったキャパの以前に太平洋戦争の前線にいて、日本軍の砲弾にあたり 左手を貫通し6の写真のようにグアムに入院していた
(2025年 7月 5日 2時 57分 追加)ポストモダンの怠惰な半世紀は現在の世界に足場があるのか、余りの不確かな輪郭で世界を断片化した結果だろう、ガザにも入らぬマスコミは世界をも語れない当事者意識が全てのどん詰まりだ、ドローンで対抗するジャ―ナリズムはまだか?手のひらを砲弾が貫通したスミスの景色は日本の現在の写真家も成し得なかったが、太陽の鉛筆の唯一写真家東松照明は到達していたのだと確信した
(2025年 7月 5日 11時 40分 追加)「ユ-ジンスミスの見た日本」
主要 参考文献
三木淳/スミス 日立製作所 1961年
「yesterday,today,tonorow」で日立製作所 1964年
重盛洪庵「ユ-ジンスミス」「 世界の写真家」1965年
金丸 重嶺「写真 ジャーナリストの生まれた頃」 朝日新聞社 1970年
ユージンスミス 「真実こそわが友」1971
アイリーン スミス /ユージンスミス /石牟礼道子「花帽子」1973年