1976年から1981年まで隆盛を極めたPeter Perrett率いるイギリスのバンドThe Only Ones。ニュー・ウェイヴ・バンドの中でも特に個性的で、カリスマ性があり、スリリングなライヴが評判だったが、当時のドラッグ消費量が災いして、最終的にバンドは崩壊。Perretもドラッグの常習性が増し、業界から姿を消した。だが30年の時を経て、彼は奇跡的な復活を果たし、2017年にソロ・デビュー作『How The West Was Won』を発表、2019年にはセカンド・アルバム『Humanworld』を発表し、消息が途絶えがちだった彼の行動パターンは断ち切られた。