
自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
魔女伝説 中島みゆき こすぎじゅんいち
目次】
Ⅰ 魔女伝説
第一章 歌の原風景を訪ねて
第二章 妖精の歌が聞こえる
第三章 詩人はいつか魔女になる
Ⅱ 魔女との愉快な対話
雷の大好きな“はっぴガール”は一日中、笑いっぱなしで…
新魔女の条件
中島みゆき歌・笑・法研究
ヒースの丘を歩きつかれてピアノからギターに持ちかえたのよ
お子様ランチも寝そべりもアタシは徹底したいのよ
三人の中島みゆきが、情念の歌の世界をつくっている
“生まれかわる”歌姫の予感
『寒水魚』について
みゆき論の先駆けとなった作品。帯広、札幌時代の話など貴重なエピソードが収められている。第二部は当時のインタビュー満載になっている
北見で会ったみゆきは静かに笑っていた。
ユーミンに、あんたのコンサート、お金かかってないねえって言われた。
レコーディングまでしてオクラにした曲、いっぱいあるのよ。
デビューして6年よ、甲斐バンドが8年、
吉田拓郎はもっとすごい長いわよね、アハハ。
南こうせつと抱き合ってしばらくー、初めて会ったのに気がついた。
一つ前の取材でモメてケツまくって帰ってきた。
大学の卒論は谷川俊太郎だった。
甲斐バンドの楽屋に花束を持って訪ねたみゆきは、たっぷりと香水をつけていた。
蕎麦屋の「お前」のモデルはタムジンだった。
吉田拓郎の楽屋を訪ねたみゆきはミニスカートをはいていた。
夜中の1時に電話で新宿ゴールデン街に呼び出した。隅で一人で飲んでいたみゆき。
登場する方々
川上源一 桃井かおり 糸川英夫 さだまさし
サンタナ 谷川俊太郎 小室等 世良公則
PPM 榊原まさとし 小田和正 オフコース
鈴木康博 小室みつ子 エミリー・ブロンテ
田村仁 レ・ミゼラブル 山口百恵 石川啄木
因幡晃 松山千春 竹田健二 千春のひとり唄
山木康世 ジョーン・バエズ 太宰治
芥川龍之介 オードリーヘプバーンほか多数
レビューより
著者は帯広札幌と みゆきが高校大学時代を過ごした、いわば歌の原点を訪ねる。インタビュー場面が面白い。70年代末彼女の歌をはじめて聴いた。「ホームにて」だった。心にしみた。オールナイト日本を聴き驚いた。何というアンビバレンス。魅了された。卒論が谷川俊太郎現代詩の影響、歌詞の凄さ。吉本隆明が彼女のファンなのもわかる。35年前、コンサートをプロデュースした男と知り合った。こすぎさん彼私三人でみゆき論をした。彼女が色紙をくれた。私は「我が心は石にあらず」をプレゼントした。見当違いで彼女は苦笑したであろう。