
自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。画像にもありますように、保管時の悪さから70ページほどに微かにヨレがございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
越境者 松田優作 松田美智子 在日韓国人という出自.苦悩の青春時代、最期の真相。
在日韓国人という出自へのコンプレックス、早すぎる死の真相……。伝説の俳優、松田優作は、その華々しい栄光の影に壮絶な苦悩と葛藤を抱えていた。いままで明かされることのなかった真実の姿を描く傑作ノンフィクション。
伝説の俳優、松田優作の死から20年----。
彼は本当に、『ブラック・レイン』を墓標に選んだのだろうか......。
出生の秘密から、苦悩の青春時代、そして語られざる最期の真相まで。
元妻にしてノンフィクション作家の著者が描き出す、迫真の評伝。
「もとより、彼をおとしめるつもりも、過剰に褒めるつもりもない。描くのは松田優作という俳優の人生だが、なにも持たないというよりは、むしろ厄介な負を抱えて出発し、伝説化されるほど忘れ難い軌跡を残した一人の男の人生でもある」(本文「序章」より) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
「太陽にほえろ!」「探偵物語」「ブラック・レイン」―。時代を熱狂させ、ハリウッドに渡った矢先、40歳の若さで逝った伝説の俳優。栄光とともに語られるその人生の裏側には、壮絶な苦悩と葛藤があった。在日韓国人という出自への強烈なコンプレックス、ストイックすぎる仕事への姿勢、そして死の真相。今まで明かされることのなかった人間・松田優作の真実の姿を描く傑作評伝
レビューより
敬愛する松田優作さんの前妻 松田美智子さんの著作です。後妻となる美由紀氏が自宅に押し掛け、美智子さん・お嬢さんのいる前で包丁振り回して手首を切るという常軌を逸した略奪婚をしたことは、美智子さんが大人だからなのか触れていません。
松田優作は青春時代における最大のスターで、生放送中の『11PM』で真っ青の顔をした高田純次が、「今、松田優作が亡くなった」との訃報を告げ、とてつもないショックを受けたことを今でも覚えています。
本書を読んで初めて知った事実もたくさんあるのだが、それを意外とは思わない。リアルタイムで映画やドラマの表現活動の中で見てきた松田優作の裏側は、そんなことがあっても当然だと腑に落ちることばかり。惜しまれる早過ぎる死であったが、それも松田優作に相応しいと思えてならない。