
KENWOOD ケンウッド L-D1 CDプレーヤー 中古
メーカー:KENWOOD ケンウッド
型番:L-D1
付属品:本体、ディスククランパー
動作確認:CD再生、サーチなど動作OK
ディスク開閉動作:問題無し
リモコン:無し
KENWOODがバブル時代に作った物量投入型超弩級CDプレイヤー。光学系固定メカニズムはSONYが有名ですが、このL-D1で近しい技術が採用されています。コンポメーカーのイメージが強かったKENWOODですが、本気で取り組んだ高級機が本機です。
重量級のアルミダイキャストターンテーブルをダイレクト駆動するのは、おおよそCD用とは思えない(実際、LDプレイヤー用)強力なスピンドルモーター。ピックアップは橋梁のような同じくアルミダイキャスト製ブリッジに固定されコアレスモーターにコギングベルト駆動。とにかくダイキャストやブロックからの削り出しだらけで、物理的に振動を抑え込み、強力な慣性モーメントを得ようという基本設計がはっきり感じられます。
総重量は一体型では手でもてるギリギリの20Kg、電源もデジアナ分離でトランスから独立したツイントランス構成。どうしようもないほどの凝りようでしたが、オーディオ専業メーカーが同内容で50万くだらないことを考えても、強気の価格設定がとれず定価は280,000。元からコスパは良いほうで、物量に比して大変お買い得な価格設定でした。
音質もフィリップスと同様、1ビットDACをデュアル使い、当時高音の抜けやしまりタイトな低音にも魅せられました。
商品の状態は外観はサイドウッドが塗装が割れてしまってます。性能にかかわる部分ではありませんが、見た目も重視されたい方はサイドウッドを塗り直した方が良いでしょう。
その他は、CDの読み込み、再生トラックサーチなど一通りの動作は確認いたしました。リモコンは行方不明ですのでつきません。
今ならトランスポートとして本機を使い、DACを外付けにすると一気に現代化改修ができます。読み取り精度は現在でも一級品です。
よろしくお願い申し上げます。
(2025年 2月 22日 9時 44分 追加)肝心の商品の筐体部分状態を記載忘れでした。サイドウッドは前述の通りですが、筐体部分もぱっと見綺麗に見えますが、無傷というわけではなく経年の小さな打痕や線傷は見受けられます。30年前のものと考えると状態としてはまずまずと考えますが、個人の主観が入りますからご参考まで。