フリオとテノッチは高校を卒業したばかりの17歳。各々のガールフレンドがヨーロッパへのバカンスでいなくなり、性欲を持て余していた。テノッチが有力政治家の息子ということもあり、財布に余裕がある2人は友人たちとパーティーを開いては酒やマリファナ三昧で遊び呆けていた。ある夏の日、2人はテノッチの親戚の結婚式で、彼の従兄弟の妻である美しいスペイン人女性ルイサに出会う。彼女の気を引くために口から出まかせで言った「天国の口(Boca del cielo)」というビーチの話を最初は鼻であしらうルイサ。しかし、彼女の夫が突然、電話で不倫していたことを告白、ルイサはショックを受け泣き崩れる。そして2人に「天国の口」へ連れて行くように頼む。かくして3人は車で出発、道中身体を重ね、夜は馬鹿騒ぎし、些細な事で互いの秘密がバレて喧嘩になりつつ、夏のメキシコを走り抜ける。果たして「天国の口」は見つかるのだろうか…。