MILES DAVIS // ELECTRIC MILES AT MASSEY HALL / CONCERT IN TORONTO 1974 - 2024 UPGRADE VERSION (2CD)
2024 VOODOO DOWN Records 027 (VDD 2024-027)
Supervised by SO WHAT! Label.
Recorded Live at Massey Hall, Toronto, Ontario, Canada, January 27, 1974
Original Remastered by VDD 2024.
Miles Davis - trumpet, organ
Dave Liebman - soprano saxophone, tenor saxophone, flute
Pete Cosey - guitar, percussion
Reggie Lucas - guitar
Michael Henderson - electric bass
Al Foster - drums
James "Mtume" Foreman - conga, percussion
DISC 1 // First Set
1. Band Warming Up
2. TURNAROUNDPHRASE
3. TUNE IN 5
4. ZIMBABWE
5. RIGHT OFF
6. FUNK [PRELUDE Part 1]
DISC 2 // Second Set
1. Band Warming Up
2. IFE
3. FOR DAVE
4. CALYPSO FRELIMO - fade out
怪しく邪悪な気配漂うも名盤として名高い『ダーク・メイガス』を生んだ1974年ツアーの二日目にあたる1月27日のカナダ、マッセイ・ホールでのライヴをファースト・セカンド両セット収録。長らく市場から姿を消していた音源である上、最新のリマスタリングで格段にアップグレードされておりファン待望のタイトルです。熱狂の来日公演から約半年後となるわけですが、病的な熱はさらに増大し来たる1975年の超新星爆発(スーパーノヴァ)を予言させるような凄まじい演奏は必聴。サウンドボードの様な分解能こそありませんが、圧倒的な圧力はバンドの破壊力を伝えるのに充分な音源です。また、この会場マッセイ・ホールと言えばジャズ・ファンなら誰もが最初に思い浮かべる『ジャズ・アット・マッセイ・ホール』。遡る事約20年、1953年にこのホールに降り立ったのはバードことチャーリー・パーカーにディジー・ガレスピー、チャールズ・ミンガス、バド・パウエルにマックス・ローチとなんとも目が眩んで卒倒しそうな面々。そんなジャズ史に仁王立つ巨人ゴリアテ『ジャズ・アット・マッセイ・ホール』に電気をまとったダビデことマイルスが挑む新たなサムエル記こそ本タイトル『マッセイ・ホールの電化マイルス』なのです。
同ツアーより初日の音源を収めた『ダークメイガスの起源』が同レーベルよりリリースされており、そちらも併せてお勧め。
*** ( VOODOO DOWN Records ) **********
マイルス・デイヴィスの愛好家から絶大な信頼を受け、数々の名盤を生み出した伝説のレーベル“ソー・ホワット”。その“ソー・ホワット”レーベルの完全監修を受け2020年末に発足したのが“ヴードゥーダウン・レコーズ”です。丁寧なマスタリング、編集、こだわりの帯付アートワーク、美麗なピクチャー・ディスクのプレス盤。そして、初めて“SO WHAT!”のレーベル名を併記することを許可されたことからも信頼の厚さがうかがえます。マイルス・コレクター必携コレクションとして注目を集めています。