栗本薫 「グルメを料理する十の方法」(初版)です。
グラシン紙でカバーして保存しています。
レストランを舞台として起こった殺人事件の謎に、驚異の胃袋を持つ大食の女性コンビが挑むミステリ。
1987年にはテレビドラマ化されました。
美人で細身のテキスタイル・デザイナー鮎川えりかと、百キロをゆうに超える巨体を誇る女性・小林アザミは、
グルメにしてグルマンであるという親友同士。
二人は最低でも週に二回はともに高級レストランに出かけては、美食と大食と赤裸々な会話を楽しんでいた。
そんなある夜、いつものように二人で訪れたイタリアレストランで、男が毒殺されるという事件を目撃した。
同時に、その男とともに食事をしていた美食評論家・沢崎豊の姿が消えていたことに二人は気づいた。
その奇妙な謎に好奇心をかきたてられた二人は、せっかくの食事を邪魔された腹立ちもあって、
にわか探偵として事件の謎を追い始めた。
光文社文庫:定価580円。
栗本薫:別名に中島梓。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。
1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。
小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。
ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成したが、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。
著書は『弦の聖域』、『魔界水滸伝』、『真夜中の天使』など、400冊を超える。
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