某専門レビューサイトで、Soft Machine、Pierre Moerlin 在籍時の Gong 、 Matching Mole 、Bill Bruford の初期のソロに近いと称されたバンドですが、恐らくそのどれよりもジャズ~フュージョン寄りで、非常に都会的なお洒落な雰囲気を醸し出しています。閉鎖感で一杯だったはずの当時の西ベルリンの匂いは意外にも、余りしませんが、トラック5だけは、西ベルリンの閉鎖感にドップリだった時代(『Low』~『Heroes』~『Lodger』)の David Bowie 風の根暗な雰囲気が充満しています。良質のプロダクションと楽曲は俄に自主制作とは思えない1枚。秀盤。裏ジャケットの上部に「With Love From Anka」と、唯一の女性メンバーのサイン入り。稀少盤。