● タイトル 猫だましい
● 著者 河合隼雄
● 編集 新潮文庫
● 状態 カバー白い部分に多少の変色、圧迫痕はあると思いますが、一度目をとおしただけですので、中はきれいな状態だと思います。
● サイズ 15.2x10.5cm
● ページ数 264ページ
● 内容
こころの専門家・河合隼雄先生は、実は大のネコ好きです。今までに読んだ古今東西のたくさんの猫物語の中から、特にお気に入りのにゃんこ達を選んで、お話しいただきました。長靴をはいた猫、空飛び猫、鍋島の化け猫、100万回生きたねこ……ネコのことが分ると、ヒトの心も分る、かもしれませんよ。ネコ好きでは引けを取らない、大島弓子さんの感想マンガが付いてます。
【目次】
I なぜ猫なのか
II 牡猫ムル
III 長靴をはいた猫
IV 空飛び猫
V 日本昔話のなかの猫
VI 宮沢賢治の猫
VII 怪猫――鍋島猫騒動
VIII 100万回生きたねこ
IX 神猫の再臨
X とろかし猫
XI 少女マンガの猫
XII 牝猫
あとがき
感想マンガ “黒猫の思い出" 大島弓子
参考文献一覧
【本文より】
「猫だましい」とは変テコな題の本と思われるだろう。読者は「なぜ猫なの」?とか「だましいとは何」?という疑問を持たれるかもしれない。「だましい」は「たましい」と「だまし」を掛けた詞(ことば)であるのは、まず誰にもわかるのではないだろうか。たましいなどというのはあるのかないのかさっぱりわからないのだが、それがあることを前提にして、ものを書くこと自体、「だまし」とも言える。。