Nine Lives エアロのR&R魂が完全復調した傑作!ゲフィン・レーベルから再びコロンビア/ソニーに復帰し制作された、エアロ、90年代最後のオリジナル・アルバム(1997年発表)。ファースト・シングル②のような計算尽くしたアプローチよりも、むしろアルバム全体としてはアグレッシヴな空気が前面に押し出され、骨太で最高のロックンロールをプレイ。さまざまな問題を抱えたバンド周辺の逆境にもめげず、本来エアロが持つべき堂々たるロックンロール・サウンドを聴かせてくれたことで、多くのロック・ファンから絶賛を浴びた。この後、ライヴ盤ベストを発表したり、ダイアン・ウォレンのペンによる感動的なナンバー、映画アルマゲドン のテーマ「ミス・ア・シング」などを発表。絶好調ぶりをアピールした。余談だが本作のジャケット・デザインが宗教上の理由から途中変更される、ということもあった。