ロイエアーズのラストアルバムですので、
さすがにおさえておきたい1枚。あるうちに是非。
新品未開封
シールド
仕掛け人は、鬼才エイドリアン・ヤングとATCQ のプロデューサー、アリ・ シャヒード・ムハンマドによるデュオ:ミッドナイト・アワー。
レーベル第一弾として発表されたお披露目コンピレーション『Jazz Is Dead』に続き、第二弾としてリリースされたのは、
ジャズ・ファンク~レア・グルーヴの巨匠ロイ・エアーズ。
2018 年2 月に〈Jazz Is Dead〉主催のショーに出演したロイが、実は密かにミッドナイト・アワーの二人とスタジオ入りして制作していたという本作。
その気になる内容は、“Red, Black & Green”や “Everybody Loves the Sunshine”、“Running Away”、“We Live in Brooklyn”といった
歴史に残る大名曲をリリースしていた70年代に録音していたお蔵入りアルバムが発掘されたと言われても信じてしまいそうな極上の仕上がり。
かの“Everybody ~”を彷彿させる(1)を筆頭 に「これぞロイ・エアーズ・マジック」といえるメロウなヴァイブと、
今最も黒いサウンドを奏でるミッドナイト・アワーによるソウルネスの相性は抜群。
甘すぎず、渋すぎず、絶妙な塩梅で統一されながらも、曲調はスロウからアップテンポまで幅広い。
タイトルどおりのアフリカン・サウンドとポエトリー・リーディングを融合させた、ギル・スコット・ヘロン感も漂う(8)も素晴らしいの一言
"Tribe"のウェンデル・ハリソン、フィル・ラネリンも参加した本作は、ジャズ・ファンク~レア・グルーヴのファンなら必携の1枚と言えるでしょう。