
ヴェルディ 歌劇 仮面舞踏会 未開封 カラス シミオナート ステファノ バスティアニーニ ラッティ ガヴァッツェーニ スカラ座1957.12.7. MYTO
スカラ座の超豪華な仮面舞踏会です。カラス・シミオナート・ステファノ・バスティアニーニと並ぶと あまりの絢爛さで目の眩みそうです。通常は“レーベル録音”こそが“ドリームキャスト”の実現の場であって、現実にはあり得ないからこそ“ドリーム”と呼ばれる訳なのですが、この場合は 更にその上を行く顔合わせが実現されて、ある種“奇跡”の様な稀有さを感じます。さすがは“スカラ座” さすがは“シーズンオープニング”で、それでも 実際に適役がここまで揃ったのは ざっと見て他にはジュリーニの“椿姫”初年があるくらいかも知れないです。“スターの看板の大きさ”と“役柄の重さ”と“曲の恰幅”のバランスが絶妙で、カラスのスカラでの10年間を見回しても、まさに“一期一会”的な邂逅であった事がわかります。
当然ながら 昔から有名な演奏で、海賊盤LPの時代には MRFやBJRから…つまり海賊大手から発売されていた点からも、ながく衆人注視の 羨望の的であり続けてきた事が理解されます。
同じスカラ座では 前年56年のステルラ・スティニャーニ・ステファノ・バスティアニーニという記録も残されていて 海賊盤が存在しているのですが、確かそちらも“新演出”で これも“新演出”だったはず…。二年連続の“新演出”という豪勢さに驚かされた記憶があります。大劇場がそんな事をしてみたくなる演目ではあるのでしょう。
余談ですが…私が初めてこの演奏を手にしたのは(耳にしたのは)泥絵の様なジャケットの あの伊チェトラ“公式LP”によってでした。長年の夢が叶った嬉しさの反面で、どこか もどかしさ割り切れなさの残る印象だった事を思い出します。 理由としては…
1. EMIのスタジオ録音が いつにも増して大傑作で、曲の魅力はすでにそちらで堪能し尽くしていたこと
2. シーズン初日(いわゆる大初日)とあって、歌手も指揮も出来は必ずしも万全ではないこと せっかくのスターが.、まだ “足し算”にとどまっていて、“掛け算”の魅力には達していないこと
3. 室内楽的手法を援用した…と言われている曲だけに、特性として “ライブ的熱狂”よりは “緻密なアンサンブル”の方に親和性が高いこと
4. ストーリーが いかにもロマン劇的な“お芝居”に徹していて、ちょっと“帝劇のミュージカル”風で… 大時代で鷹揚な反面、スパークする感覚には乏しいこと … などが考えられます。
MYTOは 再発のたびに音にも装丁にも若干の修正を加えている模様です。従来の盤とこの品との比較は分かりません。GALAもMYTOも あんなに大量に流通していたのに、この所見かける事が少なくなった様に思えるのですが…どうしたのでしょう。
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