
商品画像は、お届けの品と同型のものを掲載しております。お手元に届くお品とは色味が若干異なる場合がありますので、予めご了承ください。
【商品のご紹介】
過酷な任務の場で求められる機能を詰め込んだ、実用性の高いファイヤーマンベルトです。鋳鉄のバックルと極厚の本革で仕立てられ、どこからでもバックルを外せる特殊な構造、無骨で力強いデザイン、そして日常使いには明らかにオーバースペックな強度。使うほどに味わいが増す、タフで存在感のある一本です。
【ベルトの背景】
このベルトの原型は、欧米の消防士たちが現場で使用していた装備にあります。火災や救助の最中、衣服に火が燃え移るなど危険な状況で、片手で素早くバックルを外し、装備を脱ぎ捨てられるように設計された構造が特徴です。
バックルは、どの位置からでも外せる可動式となっており、装備や道具を腰に吊ったままでも解除が可能で、現場での機動性と安全性を高める工夫が凝らされています。
現在では消防士の標準装備ではなくなってきていますが、欧米の一部では今なおレスキュー隊や警備職、空港のグラウンドクルーなどが同様の構造を持つベルトを使っており、救助用や脱出用のエスケープベルトとして活躍しています。
現代の私たちにとって、こうした機能性がそのまま必要というわけではありませんが、本来は“命を守るため”に生まれた設計だからこそ、無骨でかっこいい。そこに確かな魅力があります。
【バックル】
バックルには鋳鉄(ちゅうてつ)が使われており、シンプルながらも手に取ると確かな重みと存在感があります。
特徴的なのは、ベルトを引き抜かずに途中から外せる構造です。どこからでもバックルを外せるので、装備を吊ったままでも即座に対応できる仕組みです。
ベルトとバックルの接合部には、極太の麻布を使って手縫いで強固に縫い付けられており、実際に信頼できる強さがあります。
【ベルト部分】
このベルトには、繊維が非常に密に詰まった「ステアハイド」と呼ばれる本革を使っています。繊維密度が高いので、引き裂きにくく、引っ張っても伸びにくい。牛革の中でも特に丈夫な素材として知られています。
その革を、一般的なベルトの倍近い厚みで贅沢に使い、ずっしりとした重量感と抜群の耐久性を実現。日常の使用にはオーバースペックとも言える仕様ですが、もともと命を預ける装備の一部として生まれた構造だからこそ、そこまでの強度が求められた背景があります。
仕上げは、耐久性を最優先に。薬品や塗料による余計な加工は施さず、素材本来の表情を活かした無骨な仕上がりです。
表面はスベスベとした手触りで、ビンテージのような風合いがあり、使うほどに艶と深みが増していきます。
さらに、革のコバ(断面)も光沢が出るまで丁寧に磨き上げられています。革は断面から劣化しやすいため、この処理によって耐久性が大きく向上しています。
【メンテナンス】
末永く付き合っていくためにも、状態に応じたオイルでの保湿メンテナンスをおすすめします。
使い続けることで、革の繊維がさらに密になり、より強靭に。見た目にも深みと艶が増し、自分だけの一本に育っていきます。
鋳鉄製のバックル部分は、くすんできたら乾拭きしてください。
【サイズ調整】
バックル裏のネジ金具をマイナスドライバーで外し、ベルトを好みの長さにカットしたあと、革用錐でネジ穴を開けて、再度金具を締め直してください。
【素材】
・本革(ステアハイド)
・鋳鉄
※サイズは画像に記載してあります。
【送料無料】
・ヤマト運輸によるポスト投函です。
・入金日の翌日に発送します。
・追跡番号付きですので、配送状況の確認ができます。
・簡易包装になりますが、できる限り丁寧にお包みしています。
・発送ミスを防ぐため、商品画像に写っているシリアル番号札を同梱しています。
・ご質問等ございましたら気軽にお問い合わせください。