
▼ 商品名
大徳寺 江雪宗立和尚 消息 廿三日付 古筆了佐宛 是沢恭三極
▼商品説明
寛永時代の大徳寺 江雪宗立和尚の消息文です。
江雪宗立は紫衣事件により配流された沢庵宗彭・江月宗玩らに師事し江月の法を継いだ名僧です。50歳の若さで大徳寺第181世の住持に出世、さらに沢庵の開いた品川東海寺の臨番職を務め、龍光院の第一頭ともなりました。
本品は、古筆了佐に宛てた書状で廿五日朝に茶会をご約束頂いたが、祭の後は彼岸が始まり多忙にしているためお断り申し上げる旨を認めております。
表具も最も格の高い大徳寺物に相応しいもので、最高級の表具が使用されています。昭和の頃に直されていますが、現在で中々お目にかからない質の高いものとなっています。文学博士で宮内省図書寮御用掛を務めた是沢恭三の極箱があり、鑑定も申し分ございません。
ご入札お待ちしております。
▼大きさ(約)
縦111cm、横47cm
〔本文〕
(尚々書)
祭も御茶も□□□(スレにより判読困難)
ひかん中ハ続もかたゝゝに
無隙候条、御免可被成候、以上
先刻□□□□□□□(スレにより判読困難)
御報不申入、宗満へ御茶候
後、廿五日之朝可然貴様より
可被得共、祭後彼岸故、無
隙候条、御免可被成候、猶以
面上可申入候、恐々不宣
宗立(花押)
少し古く表具まつ申候、
(墨引) 了佐様人々御中 より
◆江雪宗立
江戸前期の禅僧。臨済宗。沢庵宗彭・江月宗玩に師事,宗玩の法をつぐ。寛永21(1644)年京都大徳寺住持。正保4(1647)年筑前秋月藩主黒田長興にまねかれ,古心寺をひらいた。書画にたくみだった。寛文6(1666)年6月19日死去。72歳。和泉の人。諡号は大綱智海禅師。別号に不如子,破鞋子など。
◆古筆了佐
織豊-江戸前期の古筆鑑定家。古筆家の祖。茶の湯,書にしたしみ,烏丸光広に和歌をまなぶ。茶道の隆盛とともに愛好者がふえた古筆の鑑定を近衛前久にならい家業とした。豊臣秀次から古筆の姓と琴山の印をあたえられ,代々つたえた。寛文2(1662)年没、91歳。近江出身。姓は平沢。名は節世。通称は弥四郎。別号に正覚庵櫟材。
◆是沢恭三
文学博士・宮内省図書寮御用掛。愛媛県生。号は菁蔓。国学院大卒。文化庁文化財審議会専門委員(書蹟部門)。著書に『御湯殿上日記の研究』『会津塔寺八幡長帳』、編著に『見ぬ世の友』等がある。平成3(1991)年没、96歳。
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