
デンマーク ワーナー社製、無垢の木製レトロスツール、シューメーカー42です。
最近は形状を模倣したスツールが出回っていますが、こちらは元祖のシューメーカーです。
(元祖は座面が一枚板、模倣品は座面が集積材)
座面は人間工学に基づいて作られており、脚も簡単に倒れない様に地面にしっかりと立つ角度になっています。
飽きのこないデザインと、何と言っても座り心地の良さがシューメーカーの魅力です。
木目の美しさ、触り心地良い木肌に、愛着が湧くと思います。
無垢の一枚板なので、経年による変化も楽しる、末永く使用できるスツールです。
木製のため小キズはありますが、特筆するダメージはありません。
サイズは幅46 × 奥行36 × 高さ42 × 座面高さ39cm
高さ42cmは、やや低めのテーブルに合わせるのがお勧めです。
一般的な高さ72cmのテーブルに合わせると、座った際に低めの位置にきます。
★当商品は購入後に販売店の工房で染色してもらった特別仕様です。
元々のシューメーカーは白い生木で、せっかくの木目が活かされず高級感がない、水分への耐性がない、
汚れが目立つ、他の家具となじみにくい弱点があります。
また、無垢の生木状態では乾燥してひび割れが起こるリスクもあります。
天然オイルによる染色を施すことで、美しい木目の高級感、水濡れへの耐性、他の家具になじむ、
汚れ防止、ひび割れ防止の効果があります。
木の表面に色を塗ってコーティングするのではなく、木の内部に浸透・染色しているため、木の質感は損なわれません。
凹みキズがついても、染色のため色は失われず、むしろ深みとして育っていきます。
高級家具になじむようブラックウォールナット染色をオーダーしたところ、ウォールナット染色を2回、ローズウッド染色を2回、
最後に保護用のクリアを1回、計5回の工程でこの風合いを出しているとのこと。
(染色には+15,000円かかりました(3,000円/工程×5回分))
とても気に入っておりますが、引っ越しに伴い出品します。
<シューメーカーの概要>
しっかと踏ん張る3本脚がかわいいブナ無垢材のシューメーカーチェアは、15世紀頃、農場の乳搾り用の椅子として
使用されていた形を元にデザインされたもの。
やがて木靴の生産が盛んになると、靴職人たちが長時間快適に座れるようにとお尻の形に合わせて座面を削って
使用したことにインスピレーションを得て、このシューメーカーチェアは誕生しました。
フォルムの美しさもさることながら、お尻の形に併せて削り出された凹凸のある座面は、お尻を包み込んで安定感を保ち、
無垢材の削り出しと思えないほど柔らかで安定感のある座り心地が魅力です。
また、椅子の強度のために入れられた三本脚の間のT字の貫きは、椅子に座る際の足置きにもなるシンプルで
無駄のないデザイン。
北欧の伝統が息づく洗練されたスツールは、インテリアとして、生活の道具として純粋な美しさを持っています。
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