新谷かおるの真境地！セレブアクションものセットで「クレオパトラＤＣ」「砂の薔薇」DVD版セット！
「エリア８８」の終了後、次に新谷かおるが目指したジャンルが正義のセレブアクション。
その代表的なOVA
「クレオパトラＤＣ コンプリート」
「砂の薔薇(デザートローズ)～雪の黙示録」
をセットにしました。
希少な２作品はLDやVHS時代の作品である事から、DVDでは過去作品を試験的にDVD化した初期リリースのみの状態だったため、あまり見かけない作品になってしまいましたね。
「クレオパトラＤＣ コンプリート」
この作品は、1989年(昭和64年)に制作されたOVAの３作品
「クレオパトラＤＣ アポロンの雷」
「クレオパトラＤＣ クリスタル・ファラオ」
「クレオパトラＤＣ パンドラの匣」
の全３作を全て収録されたお得なDVDです。
さらに、LD版に収録されていた当時の新谷かおるへの特別インタビュー映像も収録されていますのでマニアックですよね。
物語は、
アメリカ合衆国といえばワシントンDC。
しかしそれはあくまでも国家の中枢であり政治的な場所を示すもの。
経済の中枢を為すのは世界の財を一手に仕切る"コーンズ財団DC"だ。
その中にあって異才を放つ"クイーン(女帝)"と呼ばれる若きオーナーがいた。
彼女の事はその世界にいる者でもあまり知られてはいない。
だがウワサだけは広まっている。
その女性オーナーはまだ若い。その若さゆえに大人の世界のドロドロとしたものを知らない。いや、知りたくもない。
だからあらゆる不正を許さない。彼女を怒らせると実力行使で攻めてくる。まさに女帝。
実質上、彼女の権威で財団の安寧は保たれているようなものだ。
それ故に誰が言うとなく付いた財団の副称"クレオパトラDC"。
彼女の向かうところ、どんな闇取引きや組織も必ずその膨大な財力で圧倒的に制圧され、どんなハチャメチャをしてでも正義を遂行されるという。
って感じで進行していきます。
アニメもいい意味で原作のキャラデザとは別物のグラフィカルな感じで、あまり売り上げだとか費用対効果だとかを考えず作り込まれた感じの作調はとてもイイ感じだと思います。
OVAといえば、最近ではまるでテレビ放映の番外編的な作風だったりしますが、
当時のOVAは、アニメハウスの技術やこだわりを反映させたものがおおくありましたよね。
中には劇場版よりも凝った出来のものが多くを占めていましたからねー。
もちろんこの作品も例外ではありません。
キャラデザの結城信輝といえば、「エンゼルコップ」や「銃夢」、「ロードス島戦記」や「スケバン刑事」などなど、線が多く細かな作風や描写でも定評があったレジェンド的な絵師ですよね。
さらにスゴいのは、原作の新谷かおる自身が脚本をしているオリジナルストーリーもある事ですね。
この「クレオパトラＤＣ」は、
昭和から平成に変わる記念の年1989年(昭和64年)から制作されました。
原作者である新谷かおるは、「エリア８８」の終了に伴い、"今度は女性が主人公でやりたい"とクリエイトしたものだったそうです。
当時、男性誌に描かれる女性が主人公のほとんどが、どこにでもいる一般女性に運命が降り注ぐストーリーや、特殊な能力を持った女の子のストーリーでした。
しかし彼が選んだのはセレブ令嬢。
当時の作家のほとんどが主人公にしたがらないキャラです。
その理由は、シンデレラストーリーも魔法も、既にセレブとして大成しているワケですから、そんなものは不要なんですよねー。
ですが彼は違いました。
1972年(昭和47年)のデビューから彼は"りぼん"をはじめ少女漫画のフィールドで活躍してきたからなのかもしれませんね。
少女漫画の世界では、主人公が最初から女王とか、最初から貴婦人とか、最初からセレブ社長とかって普通にアリでしたからねー。(笑)
「砂の薔薇(デザートローズ)～雪の黙示録」
こちらは、1993年(平成5年)に出たOVAをDVD化させたものです。
もはや雑誌自体がマイナーなヤングアニマルの創刊当時に連載された人気作でした。
物語は・・、
各国のテロ対応部隊は多く存在する。
しかしそれは国際制約によって国内でのテロ活動を阻止するための治安部隊に過ぎない。
たが最近は、テロ組織の複雑化や組織同士の協力など、多種多様化してきている。
テロ活動のステージもそれに比例するように国際的に変化してきているため、新たな対策が求められていた。
ここに"C.A.T"(キャット)という民間団体の対テロ組織があった。
国際政治側では制約があってできない事でも民間組織であれば不可能ではない。
国境を持たずに活動できるその団体には、国際テロ犯罪に頭を抱える各国の組織陣からの依頼が頻繁に舞い込んでいた。
そんなC.A.Tの中に"セクションＦ"という特殊な部隊がある。
女性だけで編成されたその部隊はとても優秀で、男性のそれに優る成果を毎回挙げているのだった。
さらにその中でも特別優秀な小隊がある。コード名は"ディビジョンＭ"。
そんな特別チームを率いるチーフリーダーは、どうやら日系人のようだった。
対テロ組織である以上、本名など多くは不明だが、"マリー・ローズ"と呼称されているようだ。
そんな彼女が率いるディビジョンＭは、作戦立案、潜入、制圧、武器制作、爆弾処理などなど、あらゆるパターンに対処する事ができるマルチオペレーティングが可能なチームで、その作業履歴もトップクラスだ。
そんな彼女らに特別任務が与えられた。
スイスの山岳地帯でかなりの重要な機密を話し合う極秘サミットが開催される。
その要人警護を依頼されたのだ。
極めて特殊な国際会議なだけに、通常の要人警護では済まないのは当然だろう。
しかもテロの標的になっているという情報も入ってきていた。
果たして彼女らはどう乗り切るのだろうか・・？
って感じで進展していきます。
この作品のアニメ化にはシリーズ化も考慮されていたようで、オープニングのタイトルをシリーズ化してもいいような感じにしようと後回しにしていたところ、急きょ発売が決まったためオープニングタイトルが完成しないままのビデオ化だったそうです。
そのためオープニングが無く、タイトルフレームのみのアッサリした感じになってしまったようですね。(笑)
キャラデザは、「幽遊白書」「十二国記」「極上生徒会」などなどでお馴染み、山沢実。
以上、
少女雑誌から漫画デビューした新谷かおるの真骨頂である女性キャラ満載の２作品です。
ぜひ一度楽しんでみてくださいね。
このDVDは、VHS版やLD版と同じフル画面サイズ(４：３画面)で収録されていますので安心ですよね。
余計な画面トリミングを施していない４：３画面のノートリミングでの収録です。
当時のアニメはたとえ劇場版であっても４：３画面で撮影されたものが多くを占めていました。
アニメのほとんどがフィルム撮影でしたので、フィルムの１コマの画郭が４：３でしたし、
当時のアニメ制作は現代のようにPCなど使用して作るような技術革新はしていませんから、１枚１枚手書きでセル画に描いていました。そのセル画の画郭も４：３なのですから、４：３画面のアニメ作品になるのは当然と言えば当然の話しですよね。
さらに余談ですが、
最近は"BD"とか"HD画質"とかいう感じで、やたらと画面がクッキリ、ハッキリ、シャープになってるものが多く出ているような気がするのですが、
当時の作品のほとんどがフィルムで撮影されています。当時の撮影機材とフィルムで、そんなに高精細な画面が記録できるはずがありませんよね。
それに、映像がパンしたりスライドしたりするシーンも、やたらとスムーズにキレイに動いて見えるように修正編集されていたりします。
エンディングテロップなんて、小さな文字までクッキリ！、そしてやたらとスムーズにテロップが上がっていきます。
そんなワケないですよねー？？
中には昔のフル画面(４：３画面）の画郭の上下をトリミングして、現代のワイド画面に合わせた１６：９画面にして出ている作品もあるようです。
いくら現代のワイドモニター画面に合わせるからといって、本来はもっと多くの画面情報があるのにトリミングして画面を切り取ってまで編集してほしくはないですよねー。
せっかく入手するなら、余計な映像加工なんかしないでフィルムに記録されたままをビデオディスク化してほしい。というのがコレクターはもちろん、当時の作品の映画やアニメ、特撮、ドラマなどを楽しみたい人たちの共通の気持ちではないでしょうか？
LDやVHSが今だに人気なのも、そんな事が原因のひとつになっているところもありますよね。
LDやVHSが現役の当時は、コンピューターを使って映像加工する技術なんてありませんから、余計な編集や加工もほとんどされていませんので安心して見れますよね。
ちなみに、海外の映画で"ビスタサイズ"の作品をLD版(ワイド版ではないもの)とBD版の画面を比較してみてください。
ほとんどの場合、LD版の方が上下に広く映像が記録されていますよ。
さて、余談はここまでにしまして・・
商品内容はどちらも、ケース、解説書、ディスクの３点です。
ケースの状態は、キレイな感じだと思います。
解説書の状態は、目立った損傷も見当たらずキレイな感じだと思います。
ディスクの状態は、目立った使用感もあまり気にならず良い程度だと思います。
※なお、この商品はソフトウェアですので、その性質上、返品、返金、交換などは応じる事ができません。ご了承ください。
※注意１ こちらは週に1～2度程度しかチェックできない環境です。そのため商品の発送には１週間以上かかるかもしれません。あらかじめご了承の上、取引きください。
それと、配達業者指定や代金引換などの特殊な発送方法、配達日の指定や配達時間の指定などにも対応できませんのでご了承ください。
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※注意４ 商品の状態などは、あくまでも個人的な私見によるものです。
商品の状態を詳しく気になってしまう方、梱包状態などに神経質な方などの取引きも、ご要望には添えそうにありませんので、ご遠慮ください。
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